第61回 午前 問95
臨床医学
認知症で最も頻度が高いのはどれか。
- 1Alzheimer型認知症
- 2Levy小体型認知症
- 3血管性認知症
- 4正常圧水頭症
- 5前頭側頭型認知症
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✓ これが正解1Alzheimer型認知症
解説
認知症で最も頻度が高いのはAlzheimer型認知症です。
認知症は、いったん発達した記憶や判断などの認知機能が、脳の病気によって低下し、日常生活に支障が出る状態です。原因となる病気はいくつもあり、それぞれ頻度や症状の特徴が異なります。この問は、その中で最も頻度が高いものを選ぶ問題です。
わが国の調査でも、海外の調査でも、認知症の原因として最も多いのはAlzheimer型認知症で、認知症全体の半数以上を占めるとされています。脳にアミロイドβなどの異常なたんぱく質がたまり、神経細胞が少しずつ減っていく病気で、もの忘れから始まり、ゆっくりと進行するのが特徴です。次いで多いのが血管性認知症で、その後にLewy小体型認知症などが続きます。ほかの肢は、いずれもAlzheimer型認知症より頻度の低い認知症です。
したがって、最も頻度が高いのはAlzheimer型認知症です。頻度の順番は、Alzheimer型、血管性、Lewy小体型の順、と大まかに押さえておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2Levy小体型認知症:Levy小体型認知症(一般にはLewy小体型と表記されます)は、ありありとした幻視やParkinson症状、認知機能の変動が特徴の認知症です。頻度はAlzheimer型や血管性より低いとされます。
- 3血管性認知症:血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管の病気が原因で起こる認知症です。頻度は高い方ですが、Alzheimer型認知症に次ぐ位置にあります。
- 4正常圧水頭症:正常圧水頭症は、脳の中に髄液がたまって、歩行障害、認知機能の低下、尿失禁が起こる病気です。手術で改善が期待できる認知症として重要ですが、頻度は高くありません。
- 5前頭側頭型認知症:前頭側頭型認知症は、前頭葉と側頭葉が縮んで、人格の変化や行動の異常、言葉の障害が目立つ認知症です。比較的若い年齢でも発症しますが、頻度は高くありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問95(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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