第61回 午後 問82
臨床医学
サルコペニアに関する問題
サルコペニア(AWGS 2019〈Asian Working Group for Sarcopenia 2019〉)の評価項目はどれか。2つ選べ。
- 1筋量
- 2身長
- 3体重
- 4骨密度
- 5歩行速度
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✓ これが正解1筋量
✓ これが正解5歩行速度
解説
AWGS 2019では筋量と歩行速度などの身体機能を評価します。
サルコペニアは、加齢などによって筋量と筋力、身体機能が低下した状態です。設問が引くAWGS 2019(アジアのサルコペニアの診断基準)では、骨格筋量の低下に加え、筋力(握力)の低下または身体機能の低下があるかどうかで判定します。
身体機能の指標としては、歩行速度、5回椅子立ち上がりテスト、SPPB(簡易身体能力バッテリー)が用いられます。筋量は二重エネルギーX線吸収法(DXA)や生体電気インピーダンス法(BIA)で測った四肢の骨格筋量を身長の2乗で割った値で評価します。よって評価項目は筋量と歩行速度の2つです。
身長は筋量を補正する計算に使われますが、それ自体は評価項目ではありません。体重もサルコペニアの判定項目ではなく、BMIなどは栄養状態の評価に使われます。骨密度は骨粗鬆症の評価項目で、骨の量を見るものなので筋の評価とは別です。サルコペニアは筋量・筋力・身体機能の3本柱、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2身長:身長は、手足の筋量を体格の違いで補正するための計算に使われる値です。身長そのものの高低で、サルコペニアかどうかを判定するわけではありません。
- 3体重:体重はAWGS 2019の判定項目に含まれていません。体重やBMIは低栄養など別の観点の評価で用いられる指標です。
- 4骨密度:骨密度は骨の強さを見る指標で、骨粗鬆症の診断に用いられます。筋の量や働きを評価するサルコペニアの判定項目ではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問82(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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