第61回 午後 問83
臨床医学
角膜反射に関する問題
角膜反射に関わるのはどれか。2つ選べ。
- 1視神経
- 2外転神経
- 3顔面神経
- 4三叉神経
- 5動眼神経
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✓ これが正解3顔面神経
✓ これが正解4三叉神経
解説
角膜反射は三叉神経で感じ、顔面神経でまぶたを閉じる反射です。
反射を考えるときは、刺激を感じて中枢へ伝える求心路と、筋を動かす遠心路を分けて見ます。角膜反射は、角膜に綿の先などで触れると、両目のまぶたがすばやく閉じる反射です。
角膜の感覚は三叉神経の第1枝(眼神経)が受け持ち、触れられた情報を脳幹へ伝えます(求心路)。脳幹で中継された信号は顔面神経を通って眼輪筋に伝わり、まぶたが閉じます(遠心路)。したがって、角膜反射に関わるのは三叉神経と顔面神経の2つです。意識障害の評価や脳幹機能の確認に使われ、どちらの神経に障害があるかで反射の消え方が変わります。
視神経は網膜からの視覚情報を伝える神経で、対光反射の求心路にはなりますが、角膜の感覚は運びません。外転神経は眼球を外側へ動かす外側直筋を支配します。動眼神経はまぶたを上げる上眼瞼挙筋や瞳孔を縮める筋を支配し、対光反射の遠心路ですが、まぶたを閉じる働きはありません。角膜反射は入りが三叉、出が顔面、対光反射は入りが視神経、出が動眼神経、と対で覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1視神経:視神経は網膜で受けた光の情報を脳へ運ぶ神経で、対光反射の入り口になります。角膜に触れた感覚を伝える働きはありません。
- 2外転神経:外転神経は眼球を外へ向ける外側直筋を動かす運動神経です。まぶたを閉じたり、角膜の感覚を伝えたりする経路には入っていません。
- 5動眼神経:動眼神経は上眼瞼挙筋でまぶたを持ち上げ、瞳孔を縮める筋も動かします。対光反射の出口ですが、まぶたを閉じる角膜反射の経路ではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問83(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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