令和7年度 春期 午前Ⅱ 問13
システム要件定義・ソフトウェア要件定義
要件定義において,システムが提供する機能単位と利用者又は外部システムとの間の相互作用や,システム内部と外部との境界を明示するために使用される図はどれか。
- アアクティビティ図
- イオブジェクト図
- ウクラス図
- エユースケース図
答えと解説を見る
✓ これが正解エユースケース図
解説
機能と利用者の相互作用や、システムの境界を示すのはユースケース図です。
ユースケース図は、UML の図の一つで、システムが利用者にどんな機能を提供するかを表します。システムの外にいる利用者や外部システムをアクター、システムが提供する機能のまとまりをユースケースとして描き、両者を線で結んで相互作用を示します。ユースケースを囲む枠がシステムの境界で、枠の内と外を見れば、何がシステムの仕事で何が外部の役割かが分かります。設問の、機能単位と利用者などとの相互作用、内部と外部の境界を明示するという記述は、この図の特徴そのものです。見分ける軸は、図が外から見た機能を表すのか、内部の流れや構造を表すのかです。外から見た機能と境界を描く図、と覚えると選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアクティビティ図:アクティビティ図は、処理や業務の流れを、開始から終了まで分岐や並行も含めて表す図です。手順の流れを描くことが目的で、システムの機能単位と外部との相互作用や境界を示すための図ではありません。
- イオブジェクト図:オブジェクト図は、ある時点で存在する具体的なオブジェクトと、それらの間のつながりを表す図です。内部の構造の一場面を切り取るもので、システムと外部の利用者との関係や境界を示すものではありません。
- ウクラス図:クラス図は、クラスの属性や操作と、クラス同士の関連や継承などの静的な構造を表す図です。システムの内部の作りを描く図であり、利用者から見た機能と外部との境界を明示するためのものではありません。
この問題の用語
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問13
同じ用語が出る問題
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問9:共通フレームに関する問題(要件定義)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問14(要件定義)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問14:共通フレームに関する問題(要件定義)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問7(要件定義)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問5:ソフトウェア要件定義に関する問題(要件定義)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)