平成21年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10
情報セキュリティ対策
ステガノグラフィの機能
ステガノグラフィの機能はどれか。
- ア画像データなどにメッセージを埋め込み,メッセージの存在そのものを隠す。
- イメッセージの改ざんやなりすましを検出し,否認の防止を行う。
- ウメッセージの認証を行って改ざんの有無を検出する。
- エメッセージを決まった手順で変換し,通信途中での盗聴を防ぐ。
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✓ これが正解ア画像データなどにメッセージを埋め込み,メッセージの存在そのものを隠す。
解説
画像などに埋め込み、メッセージの存在自体を隠す技術です。
ステガノグラフィは、伝えたい情報を画像や音声などの別のデータの中に埋め込み、情報が隠されていること自体に気付かれないようにする技術です。見た目には普通の画像でも、決まった方法で取り出すとメッセージが現れます。暗号化が中身を読めなくする技術であるのに対し、ステガノグラフィは存在を隠す点に特徴があります。著作権の情報を埋め込む電子透かしも、同じ考え方に立つ技術です。判断の軸は、隠す対象が中身なのか存在なのかです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イメッセージの改ざんやなりすましを検出し,…:改ざんやなりすましを検出し、送った本人が後から否定できないようにするのはデジタル署名の機能です。誰が作ったかを確かめる技術で、何かを隠すためのものではありません。
- ウメッセージの認証を行って改ざんの有無を検…:メッセージを認証して改ざんの有無を確かめるのは、メッセージ認証の機能です。受け取ったデータが途中で変えられていないかを調べるもので、秘匿は目的に入っていません。
- エメッセージを決まった手順で変換し,通信途…:決まった手順で変換して盗聴を防ぐのは暗号化の説明です。内容は読めなくなりますが、何かを送っていることは第三者にも分かるので、送ったこと自体までは隠れません。
この問題の用語
- ステガノグラフィ画像や音声などの中に、気付かれないように別の情報を埋め込む技術。隠していること自体を見えにくくします。
- 改ざん保管や送信の途中で、内容を許されずに書き換えること。完全性が損なわれますが、電子署名などを使えば起きたことを見つけられます。
- なりすまし別の人や組織を装って、相手に信じ込ませる行為です。人をだます手口だけでなく、送信元のドメインや他人の権限を装う技術的なものも含みます。
- 認証名乗ったとおりの本人か、通信の相手が本物かを確かめる手続き。ここを経ずに入り込む裏口があると、後の許可の仕組みが働きません。
- 盗聴通信の途中で、内容をひそかに読み取ること。経路を暗号化しておけば、読み取られても中身は分かりません。
出典:平成21年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問6:Smurf攻撃に関する問題(なりすまし)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問13:DNSSECに関する記述(盗聴)
- 令和4年度 秋期 午前Ⅱ 問17:プライバシーセパレータ機能の問題(盗聴)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問5:偵察の段階に分類されるもの(なりすまし)
- 平成22年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10:ステガノグラフィの説明(ステガノグラフィ)
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