平成22年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22
ソフトウェア開発管理技術
保守作業の効率向上施策
ソフトウェアの保守作業の効率向上施策として,最も適切なものはどれか。
- アエンドユーザによる動作確認テスト
- イコーディング規約に準拠したプログラムの作成
- ウ最適化コンパイルによる性能改善
- エ発生したバグの要因分類による傾向分析
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✓ これが正解イコーディング規約に準拠したプログラムの作成
解説
コーディング規約に沿って書くと、後から読みやすく直しやすくなります。
保守作業では、稼働中のプログラムを読み解き、不具合の箇所や変更の影響を調べてから直します。その効率を大きく左右するのは、プログラムの読みやすさです。コーディング規約に準拠して作れば、名前の付け方や書式、構造の書き方がそろいます。作った本人でなくても意図を読み取りやすくなり、修正する場所を探す時間や、影響を調べる時間が短くなります。つまり、作る段階で規約を守ることが、後の保守の効率につながります。見分けの軸は、その施策が保守する人の作業を直接楽にするかどうかです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アエンドユーザによる動作確認テスト:エンドユーザによる動作確認テストは、利用者の立場で要求どおりに動くかを確かめる活動です。システムの品質を確かめる意味はありますが、プログラムを読み解いて直す作業そのものの手間は減りません。
- ウ最適化コンパイルによる性能改善:最適化コンパイルは、実行の速さなどの性能を上げるための手段です。保守する人が読むのはソースプログラムなので、性能が上がっても直しやすさは変わりません。性能の改善と保守の効率は別の目標です。
- エ発生したバグの要因分類による傾向分析:発生したバグを要因ごとに分類して傾向を見るのは、品質を管理し、同じ誤りを繰り返さないための分析です。作り方の改善には役立ちますが、プログラムを直す作業の効率を直接上げる施策ではありません。
この問題の用語
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
- 規約守るべき約束事や決まりを定めたもののことです。利用規約やコーディング規約、通信の手順を決めた通信規約などがあります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成22年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問24:サービス可用性に関する問題(作業)
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問22:ソフトウェア結合テストの方式(テスト)
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問23:テスト駆動開発に関する問題(改善)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問25:ITに係る全般統制に該当するもの(保守)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問9:フレームワークコアに関する問題(改善)
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