第26回 問題65
精神保健福祉制度論
次のうち,自殺総合対策大綱に示された取組により養成される,見守り等の役割を担う人材として,正しいものを1つ選びなさい。
- 1ゲートキーパー
- 2コミュニティソーシャルワーカー
- 3ペアレントメンター
- 4ピアスタッフ
- 5カウンセラー
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✓ これが正解1ゲートキーパー
解説
自殺の危険に気づき見守る人材として養成されるのは、ゲートキーパーです。
自殺総合対策大綱は、自殺対策基本法にもとづき政府が定める、国の自殺対策の指針です。大綱では、身近な人の変化に気づき、支援につなぐ人材を地域に増やすことが重要な施策とされ、その人材としてゲートキーパーの養成が掲げられています。
ゲートキーパーは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応をとることができる人です。厚生労働省は、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人と説明し、命の門番とも位置づけています。対象は専門職に限られません。かかりつけ医、教職員、保健師、看護師、ケアマネジャー、民生委員、各種の相談窓口の担当者など、さまざまな分野の人が研修を受けてゲートキーパーとなることが想定されています。見守り等の役割を担う人材として養成されるものは、ゲートキーパーです。
他の人材は、それぞれ別の目的や制度の中で位置づけられたもので、自殺総合対策大綱にもとづいて見守りの役割を担う人材として養成されるものではありません。
覚え方として、気づく、声をかける、聴く、つなぐ、見守る、という一連の動きを担う人がゲートキーパー、と押さえておくとよいでしょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2コミュニティソーシャルワーカー:コミュニティソーシャルワーカーは、地域で個別の支援と地域づくりを一体的に進める専門職で、社会福祉協議会などに置かれます。自殺総合対策大綱にもとづいて養成される人材ではありません。
- 3ペアレントメンター:ペアレントメンターは、発達障害のある子を育てた経験をもつ親が、同じ立場の親の相談にのり支える役割です。自殺対策の見守りの人材として位置づけられたものではありません。
- 4ピアスタッフ:ピアスタッフは、障害や病気の経験をもちながら、支援機関の職員としてその経験を生かして働く人です。自殺の危険に気づいて見守る人材として大綱が養成を掲げたものではありません。
- 5カウンセラー:カウンセラーは、心理的な悩みの相談を担う人を広く指す呼び名です。自殺総合対策大綱が養成を掲げる、身近な場で見守る人材の名称ではありません。
出典:第26回 精神保健福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題65。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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