平成30年度 秋期 午前 問21
サイバー攻撃手法とマルウェア
APTの説明
APTの説明はどれか。
- ア攻撃者がDoS攻撃及びDDoS攻撃を繰り返し,長期間にわたり特定組織の業務を妨害すること
- イ攻撃者が興味本位で場当たり的に,公開されている攻撃ツールや脆弱性検査ツールを悪用した攻撃を繰り返すこと
- ウ攻撃者が特定の目的をもち,標的となる組織の防御策に応じて複数の攻撃方法を組み合わせ,気付かれないよう執拗に攻撃を繰り返すこと
- エ攻撃者が不特定多数への感染を目的として,複数の攻撃方法を組み合わせたマルウェアを継続的にばらまくこと
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✓ これが正解ウ攻撃者が特定の目的をもち,標的となる組織の防御策に応じて複数の攻撃方法を組み合わせ,気付かれないよう執拗に攻撃を繰り返すこと
解説
特定の目的で気付かれないよう執拗に攻撃を続けるのがAPTです。
APTは、明確な目的をもった攻撃者が特定の組織を標的に定め、その組織の防御策に応じて複数の攻撃方法を組み合わせながら、気付かれないように執拗に攻撃を繰り返す標的型攻撃です。侵入に成功しても目立つ壊し方はせず、情報の窃取などの目的を果たすまでひそかに活動を続ける点が特徴です。誰でもよいから狙う無差別なばらまきや、その場限りのいたずらとは、狙いの定まり方と持続性がまるで違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア攻撃者がDoS攻撃及びDDoS攻撃を繰り…:DoS攻撃やDDoS攻撃を繰り返して長期間業務を妨害するのは、サービスの停止という目に見える被害を狙う攻撃です。ひそかに潜んで目的を果たすまで隠れ続けるやり口とは正反対の性格です。
- イ攻撃者が興味本位で場当たり的に,公開され…:興味本位で場当たり的に、公開されている攻撃ツールや脆弱性検査ツールを使った攻撃を繰り返すのは、明確な狙いをもたない攻撃者の振る舞いです。特定の組織に照準を合わせて攻め続けるAPTには当たりません。
- エ攻撃者が不特定多数への感染を目的として,…:不特定多数への感染をねらって複数の攻撃方法を組み合わせたマルウェアを継続的にばらまくのは、無差別型の攻撃です。標的を特定の組織に絞るという要件を満たしていません。
この問題の用語
- APT特定の組織を狙い、気付かれないよう執拗に攻撃を続ける手口です。不特定多数へばらまく攻撃とは、狙いも続く長さも違います。
- 標的型攻撃特定の組織や人を狙い、目的を果たすまで気づかれないように続ける攻撃。誰でもよいと広くばらまく手口とは別物です。
- DDoS攻撃乗っ取られた多数の機器から一斉に仕掛けるDoS攻撃で、送信元を絞って防ぐのが難しくなります。狙いは業務を止めることで、気付かれずに潜み続ける攻撃とは違います。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 脆弱性OSやソフトに残っている、攻撃の足掛かりになりうる弱点のこと。開発元が配る修正パッチを当ててふさぎます。
- マルウェアウイルスやランサムウェアなど、利用者に害を与える目的で作られたソフトの総称です。感染すると情報を盗まれたり操作できなくされたりします。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問21
同じ用語が出る問題
- 科目A・B サンプル問題 科目B 問55:標的型攻撃に関する問題(標的型攻撃)
- 科目B のサンプル問題 問1:マルウェアに関する問題(標的型攻撃)
- 平成30年度 秋期 午前 問13:ゼロデイ攻撃の特徴(DDoS攻撃)
- 平成30年度 春期 午前 問6:情報資産とその判断理由(DDoS攻撃)
- 平成28年度 春期 午前 問19:APTの説明(APT)
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