第37回 問題110
ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)
認定社会福祉士に関する次の記述のうち,正しいものを2つ選びなさい。
- 1地域や外部機関との対応窓口,他職種との連携よりも,所属機関の機能に応じた社会福祉専門職としての高度な支援を行うことが求められる。
- 2地域共生社会の実現に向けて求められるより高度な知識や技術等は,認定社会福祉士制度などを通して,継続して学ぶことが望まれる。
- 3スーパービジョンの実施にあたっては,スーパーバイザーとスーパーバイジ―の両者が,社会福祉士の倫理綱領及び行動規範を遵守しなければならないと定められている。
- 4認定社会福祉士を取得するには,社会福祉士として20年以上の相談援助実務経験があることが要件とされている。
- 5社会の変化とニーズの多様化・複雑化に対応するため,10年に一度の更新が求められる。
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✓ これが正解2地域共生社会の実現に向けて求められるより高度な知識や技術等は,認定社会福祉士制度などを通して,継続して学ぶことが望まれる。
✓ これが正解3スーパービジョンの実施にあたっては,スーパーバイザーとスーパーバイジ―の両者が,社会福祉士の倫理綱領及び行動規範を遵守しなければならないと定められている。
解説
高度な知識は認定制度などで学び続け、スーパービジョンでは倫理綱領を守ります。
認定社会福祉士は、社会福祉士の資格を取った後に、一定の実務経験と研修を重ね、より高度な知識と技術を身につけたことを認定社会福祉士認証・認定機構が認める仕組みです。2つ選ぶ問なので、制度の目的と、スーパービジョンの決まりの2つの面から確かめます。
一つ目は、継続した学びの位置づけです。地域共生社会の実現に向けて、社会福祉士には複合的な課題への対応や地域づくりなど、より高度な知識や技術が求められています。資格を取って終わりではなく、認定社会福祉士制度などを通して学び続けることが望まれる、という記述は制度の趣旨に合っています。
二つ目は、スーパービジョンです。認定社会福祉士制度では、研修の一部としてスーパービジョンを受けることが求められており、その実施にあたっては、スーパーバイザーとスーパーバイジーの両者が社会福祉士の倫理綱領と行動規範を守ることが定められています。この記述も適切です。
覚え方として、認定の要件は実務経験5年以上、登録は5年ごとの更新、と5の数字で組にして覚えておくと、他の記述の数字の誤りに気づきやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1地域や外部機関との対応窓口,他職種との連…:認定社会福祉士には、所属する機関での高度な個別支援だけでなく、他職種との連携や、地域や外部機関との対応の窓口となる役割も期待されています。連携より所属機関の支援を優先するという記述は、制度の考え方と違います。
- 4認定社会福祉士を取得するには,社会福祉士…:認定社会福祉士の申請には、社会福祉士の資格を取った後、原則として過去10年以内に5年以上の相談援助の実務経験が必要とされています。20年以上という要件はありません。
- 5社会の変化とニーズの多様化・複雑化に対応…:認定社会福祉士の登録は、5年ごとの更新制です。有効期間の中で研修などを受けて更新を申請する仕組みで、10年に一度ではありません。
出典:第37回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題110。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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