令和6年度 春期 午前Ⅱ 問2
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
サービス継続管理に関する問題
サービスマネジメントにおける“サービス継続管理”の活動において,組織は,サービス継続計画を作成し,実施し,維持しなければならない。“サービス継続の発動の基準及び責任”や“重大なサービスの停止の場合に実施する手順”と同様に,サービス継続計画に含めなければならない事項はどれか。
- ア顧客又はサービスに重大な影響を及ぼす可能性のある変更を判断する基準
- イサービスに対する需要に基づいた現在の容量・能力及び予測される容量・能力
- ウ他のサービスへの依存関係
- エ平常業務の状態に復帰するための手順
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✓ これが正解エ平常業務の状態に復帰するための手順
解説
平常業務の状態に復帰する手順は、サービス継続計画に含める事項です。
サービス継続計画は、重大なサービスの停止が起きたときに組織がどう動くかを定める計画です。設問が示す発動の基準と責任、重大な停止の際に実施する手順は、どれも非常時の動き方に関するものです。それと並べて計画に含めるべきものとして、非常時の運用を終えて平常業務の状態に戻すための手順があります。計画を発動して終わりではなく、元の状態に戻るところまでを計画に書いておく必要があるためです。発動する、非常時に運用する、平常に戻す、という一連の流れに沿っているかで選ぶと見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア顧客又はサービスに重大な影響を及ぼす可能…:顧客やサービスに重大な影響を及ぼすおそれのある変更を判断する基準は、変更管理で定める事柄です。平常時に変更をどう扱うかの決まりであり、停止が起きたときにサービスを継続する手順とは目的が違います。
- イサービスに対する需要に基づいた現在の容量…:需要に基づく現在と将来の容量・能力は、容量・能力管理で計画し把握する事柄です。資源の過不足を見通すための情報であり、重大な停止の際にサービスをどう続けるかを定める計画の項目ではありません。
- ウ他のサービスへの依存関係:他のサービスへの依存関係は、サービスの成り立ちを記述するときに整理する情報です。継続を検討する際に参照することはあっても、発動の基準や停止時の手順のように非常時の行動を定める項目とは性格が違います。
この問題の用語
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問2
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問12(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問11:容量・能力管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問9:構成ベースラインに関する問題(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
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