令和7年度 春期 午前Ⅱ 問13
ファシリティマネジメント
消火設備に関する問題
サーバルームのように,散水による消火では甚大な水損が発生するおそれがある施設に設置される消火設備であって,二酸化炭素などを消火剤に用いて酸素濃度を下げて消火する設備はどれか。
- ア泡消火設備
- イハロゲン化物消火設備
- ウ不活性ガス消火設備
- エ粉末消火設備
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✓ これが正解ウ不活性ガス消火設備
解説
二酸化炭素などで酸素濃度を下げて消火するのは、不活性ガス消火設備です。
不活性ガス消火設備は、二酸化炭素や窒素などの燃焼に関わらないガスを放出し、室内の酸素濃度を下げて火を消す設備です。水を使わないので、サーバなどの機器が水に濡れて壊れる水損を避けられ、消火の後に消火剤が残りにくいことから、サーバルームなどに設置されます。ただし酸素濃度を下げるため、放出の前に人が退避していることを確かめる手順が欠かせません。見分ける軸は、どのような作用で火を消すかです。酸素を減らして消すのが不活性ガス、燃焼の化学反応を抑えて消すのがハロゲン化物と区別しておくと迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア泡消火設備:泡消火設備は、泡で燃えている物の表面を覆い、空気を遮断するとともに冷やして消火する設備です。泡は水を主な成分とするので、機器が濡れる水損のおそれがあり、サーバルームには向きません。
- イハロゲン化物消火設備:ハロゲン化物消火設備は、ハロゲン化物を放出して燃焼の化学的な連鎖反応を抑えることで消火する設備です。水損を避けられる点は似ていますが、酸素濃度を下げて消す仕組みではありません。
- エ粉末消火設備:粉末消火設備は、粉末の消火剤を放射して燃焼を抑える設備です。消火後に粉末が機器の内部に入り込み、汚損や故障の原因になるおそれがあり、二酸化炭素などで酸素濃度を下げる設備とは別のものです。
出典:令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13
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