令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問1
情報システム戦略
参照モデルに関する問題
エンタープライズアーキテクチャの参照モデルのうち,BRM(Business Reference Model)として提供されるものはどれか。
- アアプリケーションサービスを機能的な観点から分類・体系化したサービスコンポーネント
- イサービスコンポーネントを実際に活用するためのプラットフォームやテクノロジの標準仕様
- ウ参照モデルの中で最も業務に近い階層として提供される,業務分類に従った業務体系・システム体系と各種業務モデル
- エ組織間で共有される可能性の高い情報について,名称,定義及び各種属性を総体的に記述したモデル
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✓ これが正解ウ参照モデルの中で最も業務に近い階層として提供される,業務分類に従った業務体系・システム体系と各種業務モデル
解説
BRMは業務に最も近い階層で、業務体系と業務モデルを示します。
エンタープライズアーキテクチャの参照モデルは、組織全体を業務・サービス・技術・データといった観点ごとに整理するための共通の型です。見分ける軸は、各モデルが何を対象に分類しているかです。BRM(Business Reference Model)は名前のとおり業務(Business)を対象にしたモデルで、参照モデルの中で最も業務に近い階層に位置します。業務分類に従って業務体系・システム体系を整理し、各種の業務モデルを提供するという説明は、この性格とそのまま合っています。ほかの選択肢は、アプリケーションのサービス部品、技術の標準仕様、共有される情報の定義と、対象が業務以外に移っています。モデル名の頭文字が何を表すかと、分類の対象を組にして覚えると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアプリケーションサービスを機能的な観点か…:アプリケーションサービスを機能の観点で分類したサービスコンポーネントは、業務そのものではなく、業務を支えるアプリケーションの部品を整理したものです。業務体系を示す BRM とは分類の対象が異なります。
- イサービスコンポーネントを実際に活用するた…:プラットフォームやテクノロジの標準仕様は、サービスコンポーネントを動かすための技術基盤を整理したものです。参照モデルの中では技術寄りの階層にあたり、業務を扱う BRM の説明にはなりません。
- エ組織間で共有される可能性の高い情報につい…:組織間で共有される情報の名称・定義・属性を記述したモデルは、データを対象にした整理です。どのような業務があるかを体系化する BRM ではなく、情報の意味をそろえるための別のモデルの説明です。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:令和元年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問1
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