令和6年度 北海道 午前 問58
主な医薬品とその作用
サンザシに関する問題
生薬成分と期待する効果との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
生薬成分 期待する効果
a サンザシ ― 健胃、消化促進作用
b ブクリョウ ― 解熱、鎮痙作用
c レンギョウ ― 鎮痛、抗菌作用
d ブシ ― 健胃、消化促進作用
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
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✓ これが正解2(a、c)
解説
aとcが正しく、bのブクリョウとdのブシは効果の組み合わせが違う。
手引きの第3章、漢方処方製剤・生薬製剤のうち、その他の生薬成分の知識で判断します。生薬は、その名前と期待される作用を1対1で結びつけて覚える必要があります。
aは正しい記述です。サンザシ(バラ科のサンザシ等の偽果を基原とする生薬)は、健胃、消化促進等の作用を期待して用いられます。bは誤りです。ブクリョウは、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる生薬で、解熱、鎮痙作用を期待するものではありません。cは正しい記述です。レンギョウは、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる生薬です。dは誤りです。ブシ(キンポウゲ科のハナトリカブト等の塊根を減毒加工して製したもの)は、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持ち、血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示すとされます。健胃、消化促進作用を期待するものではありません。なお、ブシはそのままでは毒性が高いため、減毒加工したものが使われます。
したがって、aとcの組み合わせが正解です。この問ではサンザシとブシに同じ健胃、消化促進作用が並んでいるので、どちらか一方は誤りだと見当をつけられます。生薬の名前と作用は、カードのように1対1で確かめながら覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):aは正しいものの、bの判定が食い違います。ブクリョウは尿の出を良くし、胃を健やかにし、気持ちを静める等の作用を期待する生薬で、解熱や痙攣を鎮める作用の生薬ではありません。
- 3(b、d):bもdも誤りの記述です。ブクリョウは利尿や鎮静等、ブシは心筋の収縮力を高めることによる血液循環の改善や鎮痛の作用を期待する生薬で、この組はどちらも効果が合いません。
- 4(c、d):cは正しいものの、dの判定が食い違います。ブシは強心や利尿、鎮痛の作用が期待される生薬で、胃の働きを高めたり消化を促したりする作用を期待するものではありません。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問58(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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