平成22年度 春期 午前 問35
ネットワーク
伝送効率に関する問題
100 M ビット/秒の LAN に接続されているブロードバンドルータ経由でインターネットを利用している。FTTH の実効速度が 90 M ビット/秒で,LAN の伝送効率が 80%のときに,LAN に接続された PC でインターネット上の 540 M バイトのファイルをダウンロードするのにかかる時間は,およそ何秒か。ここで,制御情報やブロードバンドルータの遅延時間などは考えず,また,インターネットは十分に高速であるものとする。
〔構成〕
┌────┐ LAN ┌──────────────┐ ┌──────┐ FTTH ╭──────────────╮ │ PC │─────│ ブロードバンドルータ │───│ ONU │───────│ インターネット │ └────┘ └──────────────┘ └──────┘ ╰──────────────╯
- ア43
- イ48
- ウ54
- エ60
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ54
解説
遅いほうの 80 M ビット毎秒で割って 54 秒です。
経路が二つの区間でつながっているので、区間ごとに実際に出る速さを出し、遅いほうで割ります。速さを足したり掛けたりはしません。まず手前の区間は公称が 100 M ビット毎秒で、伝送効率が 80 パーセントと書かれているので、実際に出るのは 80 M ビット毎秒です。その先の区間は 90 M ビット毎秒と書かれていますが、こちらは実効速度と明記されているので、そのまま 90 M ビット毎秒として扱います。効率を重ねて掛けてはいけません。インターネットは十分に高速だと設問が断っているので考えません。二つを比べると 80 のほうが遅く、全体の速さはここで決まります。この最も遅い区間がボトルネックです。ファイルの大きさはバイトで書かれているので、先に 8 倍して 4,320 M ビットにそろえます。あとは 4,320 を 80 で割って 54 秒となり、これが正解です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア43:4,320 を 100 で割ると 43.2 になります。手前の区間について、実際に出る速さではなく公称の値をそのまま使った形で、示されていた効率を掛け忘れています。
- イ48:4,320 を 90 で割ると 48 です。その先の区間の速さだけを見て、手前の区間が 80 までしか出ないことを勘定に入れていません。遅いほうで決まるという点が抜けています。
- エ60:90 に 0.8 を掛けた 72 で 4,320 を割ると 60 になります。すでに実効の値だと書かれている区間に、もう一度効率を重ねて掛けてしまった形です。
この問題の用語
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問35
同じ用語が出る問題
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