平成23年度 特別 午前 問29
データベース
関係代数に関する問題
関係データベースにおいて,表の中から特定の列だけを取り出す操作はどれか。
- ア結合(join)
- イ射影(projection)
- ウ選択(selection)
- エ和(union)
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✓ これが正解イ射影(projection)
解説
列を縦に取り出す操作が射影です。
関係代数の基本の操作は、一つの表を切るものと、二つの表を合わせるものに分かれます。設問は表の中から、と単数で述べていますから、まず後者が外れます。残る二つは切る向きが違います。条件に合う行を残す操作は横に切り、必要な列だけを残す操作は縦に切ります。求められているのは特定の列だけを取り出すことですから、縦に切るほうにあたり、射影がこれに当たります。名前の由来から覚えると忘れにくくなります。射影とは光を当てて影を落とすことで、立体を平らな面に落とすと次元が一つ減ります。表でいう次元は列ですから、列が減る操作という像と重なります。もう一方の、条件で行を絞る操作とは、日本語の語感が近いために取り違えやすいところです。片方は列、もう片方は行、と対にして覚えるのが近道になります。二つの表を合わせる操作についても、横につないで列の顔ぶれを増やすものと、縦に積んで行を増やすものがあり、向きで整理できます。切るのか合わせるのか、そして縦か横か、という二段の問いを順に当てれば、四つの操作は一つずつ別の場所に収まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア結合(join):二つの表を共通する値で対応付けて一つにまとめる操作です。もとの表より列の顔ぶれが増える向きに働きますので、列を絞り込むという求めとは反対を向いています。
- ウ選択(selection):条件に合う行だけを残す操作で、切る向きが横になります。残る列の顔ぶれは変わりませんから、特定の列だけを取り出すという求めには応じられません。
- エ和(union):同じ列の構成を持つ二つの表の行を合わせて一つにする、集合の操作です。増えるのは行であって、どの列を取り出すかには手を付けません。
この問題の用語
- 関係データベースデータを表の形で持ち、表どうしを結びつけて扱う、最も広く使われているデータベース。データの定義や操作にはSQLを使います。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問29
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