平成28年度 秋期 午前 問28
データベース
実表と導出表に関する記述
関係データベースにおける実表と導出表に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア実表に対する射影,結合などによって導出表が得られる。
- イ導出表は,データを参照する場合だけに用いる。
- ウ導出表は,複数の実表から得られる表である。
- エ導出表は,元の実表の列だけから成る。
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✓ これが正解ア実表に対する射影,結合などによって導出表が得られる。
解説
実表に射影や結合を施すと導出表が得られます。
設問は、関係データベースにおける実表と導出表の説明として適切なものを選ばせています。実表は実際に格納されている表で、導出表はその実表に関係演算を施して作り出した表です。射影で列を選び、選択で行を絞り、結合で表をつなぐ、といった演算の結果が導出表になります。よって、実表に対する射影や結合などによって導出表が得られる、という記述が定義そのものです。残りの三つは、いずれも範囲を狭める限定の言い方をしています。限定した言い方は、当てはまらない例が一つでも見つかれば崩れるので、反例を一つ探す読み方が効きます。逆に正解の記述は、などによって、と幅を残しているため反例を作れません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ導出表は,データを参照する場合だけに用い…:参照のときだけ、と限定しています。一つの実表から行と列を絞って作り、主キーを含み集計を伴わないものは、書き換えに使える場合があります。例外が一つあれば限定は崩れます。
- ウ導出表は,複数の実表から得られる表である…:複数の、と限定しています。一つの表から列を選ぶだけでも作れるので、つなぐ相手が必須というわけではありません。こちらも反例がすぐに見つかります。
- エ導出表は,元の実表の列だけから成る。:元の列だけから成る、と限定しています。合計や平均といった集計の値や、列どうしを計算した結果を新しい列として持てるので、元の表に無い列が現れます。
この問題の用語
- 関係データベースデータを表の形で持ち、表どうしを結びつけて扱う、最も広く使われているデータベース。データの定義や操作にはSQLを使います。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問28
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