平成23年度 特別 午前 問74
企業活動
キャッシュフロー計算書の問題
キャッシュフロー計算書において,営業活動によるキャッシュフローに該当するものはどれか。
- ア株式の発行による収入
- イ商品の仕入による支出
- ウ短期借入金の返済による支出
- エ有形固定資産の売却による収入
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✓ これが正解イ商品の仕入による支出
解説
仕入の支払は本業の現金の動きです。
設問は、キャッシュフロー計算書の区分のうち、営業活動によるものに当たる肢を求めています。この計算書は、現金がどのように出入りしたのかを三つの箱に分けて示すものです。一つ目が本業、二つ目が将来に向けた投資、三つ目が資金の調達と返済になります。箱の名前を先に言えるようにしておけば、あとは肢を仕分けるだけで終わります。本業の箱に入るのは、売上の入金、仕入の支払、人件費や経費の支払、税金の支払です。投資の箱に入るのは、設備や有価証券を買ったり売り払ったりした動きです。資金の箱に入るのは、借入とその返済、株式や社債の発行、配当の支払です。正解の肢は、商品の仕入による支出です。商品を仕入れて売ることがこの会社の本業ですから、その支払は本業の現金の動きそのものになります。この設問の配り方は、投資が一つ、資金が二つ、本業が一つです。同じ箱に二つ入っているぶん、本業の一つだけが浮き上がる作りになっています。ですから、先に資金の側を抜いてしまうのが早道です。借入、株式、配当という語は見た目ですぐ分かります。残った二つを、商品を動かしたのか設備を動かしたのかで切れば、それで決まります。区分の問いは、覚えるのではなく、三つの箱に配る作業だと思ってください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア株式の発行による収入:株式を出して株主から資金を集めた動きです。現金は入ってきますが、商品を売って得たものではありませんので、資金を集めたり返したりする箱のほうに入ります。
- ウ短期借入金の返済による支出:借りていたお金を返した動きで、調達と返済の箱に入ります。短期と書いてあるので本業に見えることがありますが、期間の長短で区分は変わりません。長くても短くても、借入は同じ箱です。
- エ有形固定資産の売却による収入:持っていた有形固定資産を現金に換えた動きで、将来に向けた投資の箱に入ります。収入なので本業に見えますが、売ったのは商品ではなく設備であり、毎期繰り返す取引でもありません。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問74
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