平成25年度 秋期 午前 問46
開発技術
設計上の誤りを早期に発見することを目的として,作成者と複数の関係者が設計書をレビューする方法はどれか。
- アウォークスルー
- イ机上デバッグ
- ウトップダウンテスト
- エ並行シミュレーション
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✓ これが正解アウォークスルー
解説
作成者が主催し、複数で読んで誤りを探します。
設問は、設計上の誤りを早期に見つけるために、作成者と複数の関係者が設計書を読む方法を選ばせています。縛りは三つあり、対象が設計書であること、複数人で行うこと、そして読むことです。動かして確かめる技法はここで外れます。動くものが必要な以上、設計が終わった後の工程になり、早期にという一句と正面からぶつかるからです。残るのは紙の上で読む方法で、そのうち作成者が主催して関係者を集め、説明しながら誤りを探していく進め方がウォークスルーにあたります。よって、この名前が当てはまります。この場では誤りを見つけるところまでを行い、直し方の指示までは踏み込まない、という点が定義上の特徴です。設問が発見することを目的としてと書いているのは、その特徴と重なります。誤りは後の工程で見つかるほど直す費用が跳ね上がるので、動かせない段階でも読んで見つけることに値打ちがあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ机上デバッグ:紙の上で動きを追う点も、早い段階で行える点も設問と合います。落ちるのは人数だけで、これは作成者が一人で自分の書いたものをたどる進め方なので、複数の関係者が集まるという条件を満たしません。
- ウトップダウンテスト:上位の部品から順につなげながら確かめていく進め方で、足りない下位の代わりに仮の部品を置きます。動くものを用意して初めて行えるので、設計書を読む段階の方法にはなりません。
- エ並行シミュレーション:同じ入力を別に用意した検証用の仕組みで処理し、結果を突き合わせる監査の技法です。やはり動かして比べる手順であり、設計書を関係者で読み合わせる方法とは別の場面で使われます。
この問題の用語
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成25年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問46
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問60:ユーザ受入テストに関する問題(レビュー)
- 令和7年度 春期 午前 問50:スクラムに関する問題(レビュー)
- 令和7年度 春期 午前 問45:デザインレビューの目的(レビュー)
- 令和6年度 秋期 午前 問58:システム監査に関する問題(レビュー)
- 令和5年度 春期 午前 問56:サービスレベル目標に関する問題(レビュー)
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