平成25年度 春期 午前 問11
コンピュータ構成要素
並列処理に関する問題
複数のデータに対して 1 個の命令で同一の操作を同時並列に行う方式で,マルチメディアデータなどを扱う CPU に採用されているものはどれか。
- アMIMD
- イMISD
- ウSIMD
- エSISD
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✓ これが正解ウSIMD
解説
一個の命令で複数のデータを同時に扱う方式です。
四つの選択肢は、四文字のうち一文字目と三文字目を組み替えただけの略語です。一文字目は命令の流れが一つか複数か、三文字目はデータの流れが一つか複数かを表します。ですから設問の言葉をそのまま置き換えれば機械的に決まります。一個の命令でと書かれていますので命令の流れは一つ、複数のデータに対してと書かれていますのでデータの流れは複数です。これに当たるのが SIMD です。画像や音声は、たくさんの画素や標本に同じ計算を掛けますから、一つの命令でまとめて片付ける並列処理の形がそのまま効きます。マルチメディアを扱う拡張命令やベクトル演算が代表例で、設問がマルチメディアデータに触れているのも同じ理由です。この分類はフリンの分類と呼ばれ、四つの組合せをすべて並べたものですから、残りの三つは必ず紛れの肢として並びます。略語を分解して設問の語を当てはめる、という手順で解けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アMIMD:複数のデータという点は合っていますが、命令の流れも複数になります。各コアが別々の仕事をする構成にあたり、一個の命令でという条件と合いません。
- イMISD:命令の流れが複数で、データの流れが一つという組合せです。設問の条件と両方とも逆になっており、実装例もほとんど知られていない分類の穴埋めです。
- エSISD:命令もデータも一つずつという組合せで、逐次的に処理する昔ながらの単一プロセッサにあたります。複数のデータを同時に扱うという条件を満たしません。
出典:平成25年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問11
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