平成26年度 秋期 午前 問8
コンピュータ構成要素
マルチプロセッサに関する問題
現在の商用超並列コンピュータの多くが採用しているマルチプロセッサの処理方式の一つであり,プロセッサごとに異なる命令を並列に実行させるものはどれか。
- アCISC
- イMIMD
- ウRISC
- エSIMD
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✓ これが正解イMIMD
解説
命令も複数、データも複数を表す名前です。
四つの並んだ頭字語は、同じ軸の上に乗っているわけではありません。二つは複数の処理装置をどう働かせるかという並列処理の分け方の名前で、残る二つは一台の処理装置が受け付ける命令の作り方を表す名前です。設問はマルチプロセッサの処理方式を尋ねているので、まず前者の側に絞れます。そのうえで頭字語を開いて読みます。MIMD は Multiple Instruction Multiple Data の頭文字で、命令が複数、データも複数という意味です。命令が複数あるということは、それぞれの処理装置が自分あての別々の命令を同時に走らせられるということですから、設問が述べている、プロセッサごとに異なる命令を並列に実行させるという性質とそのまま重なります。現在の商用の超並列機や手元の多コア機がこの形に当たるのは、コアごとに独立した処理を任せられるからです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCISC:一つの処理装置が備える命令の種類を豊富にし、一命令で複雑な仕事をこなせるようにした設計を指す言葉です。何台で手分けするかを決める区分ではないので、設問の軸には乗りません。
- ウRISC:こちらは逆に命令の種類を絞り、単純な命令を高速に流す設計を指します。上の肢と対になる考え方であって、やはり一台の中の話であり、並列に何を流すかを決める区分ではありません。
- エSIMD:SIMD は先頭が Single で、一つの命令を多数のデータへ一斉に当てはめる形です。ベクトル演算や画像処理装置がこの形ですが、命令は一つですから、異なる命令を並列にという条件と正面から食い違います。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問8
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