平成28年度 春期 午前 問9
コンピュータ構成要素
並列処理方式であるSIMDの説明
並列処理方式である SIMD の説明として,適切なものはどれか。
- ア単一命令ストリームで単一データストリームを処理する方式
- イ単一命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
- ウ複数の命令ストリームで単一データストリームを処理する方式
- エ複数の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
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✓ これが正解イ単一命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
解説
単一命令ストリームで複数データストリームを処理します。
略語の四文字を一つずつ開けば、覚え直さなくても導けます。先頭の S は単一、二文字目の I は命令ストリーム、三文字目の M は複数、四文字目の D はデータストリームを表します。並べ直すと、単一の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式ということになります。この名前は必ず命令の側を先に、データの側を後に書く決まりになっているので、前半が命令について、後半がデータについて述べていると読めます。設問の四つの記述は、命令が一つか複数か、データが一つか複数かという二つの軸の組合せを、四通りとも並べた作りです。つまり選び間違えたときは、どの文字を読み違えたのかが必ず特定できます。この方式が生きるのは、同じ計算を大量のデータに一斉に掛ける場面です。画像や音声の処理、行列の計算などがそれにあたります。逆に、別々の仕事を同時に進めたい場面では、命令の側も複数である組合せが受け持ちます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア単一命令ストリームで単一データストリーム…:命令もデータも一つずつという組合せで、並列に処理しない昔ながらの形にあたります。前半の読み取りは合っていますが、後半を複数と読めていません。
- ウ複数の命令ストリームで単一データストリー…:命令の側とデータの側のどちらが複数かを入れ替えて読んだ形です。名前は命令について述べる部分が先に来るので、先頭の一文字が単一を表すことと噛み合いません。
- エ複数の命令ストリームで複数のデータストリ…:先頭の一文字を複数と読んだ形です。これは複数のプロセッサが別々の仕事を進める組合せにあたり、同じ命令を一斉に掛けるという設問の方式とは別の枠になります。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問9
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