平成26年度 春期 午前 問76
企業活動
パレート図が有効に活用できる事例
パレート図が有効に活用できる事例はどれか。
- ア新製品の発表会に際し,会場の準備や関係者への連絡などに落ち度がないような計画を立てる。
- イ建物の設計・施工に際し,幾つかの作業をどのような手順で進めれば最短時間で完成するかを調査する。
- ウ品質改善策の立案に際し,原因別の不良発生件数を分析し,優先取組みテーマを選択する。
- エライフサイクルが短い商品の販売計画策定に際し,競合他社の出方を想定して,幾つかの代替策を準備する。
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✓ これが正解ウ品質改善策の立案に際し,原因別の不良発生件数を分析し,優先取組みテーマを選択する。
解説
多い順に並べ、どれから手を付けるかを決めます。
設問はパレート図が有効に活用できる事例を選ばせています。パレート図は、項目ごとの件数を多い順に棒で並べ、そこへ累積の比率を折れ線で重ねた図です。この形にすると、左側のわずかな項目が全体の大半を占めていることが見えるので、用途はほぼ一つに絞られます。どれから手を付けるかを決めることです。ですから、原因ごとに不良の発生件数を数え、その中から優先して取り組むテーマを選ぶという品質改善の場面が当てはまります。背景には、上位の少数の原因が結果の大半を生むという経験則があります。見分ける軸は、事例に書かれた動詞です。優先して選ぶと書いてあればこの図の出番で、漏れなく備える、順序を組む、先の展開に備えるといった動詞なら、別の道具の領分になります。残りの三つは、抜け漏れを防ぐ計画づくり、作業の順序と所要時間の調査、そして起きていないことへの備えであり、どれも優先順位を付ける話ではありません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア新製品の発表会に際し,会場の準備や関係者…:発表会に向けて、会場の準備や連絡に落ち度がないようにする計画づくりです。網羅することが目的なので、件数を多い順に並べて上位を選び出す図では作れません。
- イ建物の設計・施工に際し,幾つかの作業をど…:幾つかの作業をどの順で進めれば最短で終わるかを調べる場面です。作業の前後関係と日数をたどる図の領分であり、項目ごとの件数を比べる図では扱えません。
- エライフサイクルが短い商品の販売計画策定に…:競合する相手の出方を想定して、いくつもの代替策を用意しておく場面です。これから起こりうることへの備えであり、すでに起きた件数を数えて並べ替えるものではありません。
この問題の用語
- パレート図項目ごとの出現頻度を大きい順に棒で並べ、累積和を折れ線で描く図です。上位のどれを直せば全体が大きく改善するかを見つけられます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成26年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問76
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前 問74:因果関係に関する問題(パレート図)
- 令和5年度 秋期 午前 問76:QC七つ道具に関する問題(パレート図)
- 令和2年度 10月 午前 問74:ABC分析に関する問題(パレート図)
- 平成29年度 秋期 午前 問76:相関に関する問題(パレート図)
- 平成25年度 春期 午前 問53(パレート図)
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