平成27年度 春期 午前 問32
ネットワーク
伝送速度に関する問題
図のように,2 台の端末がルータと中継回線で接続されているとき,端末 A がフレームを送信し始めてから,端末 B がフレームを受信し終わるまでの時間は,およそ何ミリ秒か。
〔条件〕
フレーム長: LAN,中継回線ともに 1,500 バイト
LAN の伝送速度: 10M ビット/秒
中継回線の伝送速度: 1.5M ビット/秒
1 フレームのルータ処理時間: 両ルータともに 0.8 ミリ秒
〔図〕
端末 A ─ LAN(10M ビット/秒) ─ ルータ ─ 中継回線(1.5M ビット/秒) ─ ルータ ─ LAN(10M ビット/秒) ─ 端末 B
- ア3
- イ6
- ウ10
- エ12
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✓ これが正解エ12
解説
五つの区間の時間を足して、12ミリ秒になります。
設問は、2台の端末がルータと中継回線で接続されているとき、送り始めてから受け終わるまでにかかる時間を問うています。道筋を区間に割り、一つずつ時間を出して足していきます。まず単位をそろえます。フレーム長は1,500バイトで、速度はビット毎秒で与えられていますから、8を掛けて12,000ビットとします。区間は五つです。端末からルータまでの構内の回線、ルータの処理、ルータからルータまでの中継回線、もう一台のルータの処理、そしてルータから端末までの構内の回線です。構内の回線は毎秒10Mビットなので12,000を割って1.2ミリ秒、中継回線は毎秒1.5Mビットなので8ミリ秒、ルータの処理は一台あたり0.8ミリ秒です。これらを足すと1.2と0.8と8と0.8と1.2で12ミリ秒になります。ルータは図の左右に2台ありますから、処理の時間は2回数えます。また、最も重い中継回線だけで8ミリ秒かかる点も覚えておくと、小さい値は先に外せます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア3:バイトをビットに直し忘れた場合の大きさです。構内の回線が0.15ミリ秒ずつ、中継回線が1ミリ秒、ルータ2台分が1.6ミリ秒で、合わせて約2.9ミリ秒となり、およそ3ミリ秒になります。中継回線は毎秒1.5Mビットと構内より遅く、ここだけで8ミリ秒かかりますから、この値では届きません。
- イ6:中継回線だけで8ミリ秒かかるので、この値は最も重い区間ひとつぶんにも足りません。全体を半分ほどに見積もったときの大きさにあたりますが、どの段を落とすとこの値になるかは一通りには定まりません。
- ウ10:ルータの処理を2回とも数え落とし、端数を丸めた大きさです。中継回線の8ミリ秒に構内の回線の1.2ミリ秒を2回足すと10.4ミリ秒となり、これを丸めるとこの値に着きます。
この問題の用語
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問32
同じ用語が出る問題
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