平成29年度 春期 午前 問32
ネットワーク
ネットワーク機器の接続状態を調べるためのコマンド ping が用いるプロトコルはどれか。
- アDHCP
- イICMP
- ウSMTP
- エSNMP
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✓ これが正解イICMP
解説
制御と通知を運ぶ、IP と同じ高さの規約です。
設問は、ネットワーク機器の接続状態を調べるためのコマンドである ping が用いるプロトコルを選ばせています。四つの選択肢はどれも四文字で末尾が同じ字なので、形で拾うと外れます。略語を開いて役目を読むのが確実です。ping は相手に小さなパケットを送り、返事が返ってくるか、何ミリ秒掛かったかを見る道具です。相手がそこにいるかを尋ねる問いかけと、いると答える返事を運んでいるのが ICMP になります。真ん中の字は制御を意味しており、名前のとおりこの規約は利用者のデータそのものを運ぶのではなく、IP の制御と通知を担います。宛先に到達できない、時間が超過した、といった知らせや、エコーの要求と応答がその中身です。層で置くと混ざりません。ICMP だけが IP と同じ高さのネットワーク層にあり、残る三つはいずれもアプリケーション層の規約です。ping は IP が届くかどうかを試す道具なので、同じ高さのものを使うことになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アDHCP:DHCP は、起動した機器に IP アドレスなどの設定を自動で配るための規約です。配るところまでが役目であって、配り終えた後に相手まで届くかどうかを試す働きは持っていません。
- ウSMTP:SMTP は、電子メールを相手のサーバへ送り届けるための規約です。名前に同じ字が入っていても、それはメールを表す字であり、ネットワークの診断とは関わりがありません。
- エSNMP:SNMP は、機器の状態や統計を集めて管理するための規約です。設問と語が重なるので最も紛れますが、こちらは監視する側が情報を集めて回る仕組みで、届くかどうかを試す道具ではありません。
この問題の用語
- DHCP機器へIPアドレスやサブネットマスクなどの設定を自動で配る仕組み。名前をアドレスに変えるDNSとは役割が違います。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問32
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問32:IPアドレスに関する問題(DHCP)
- 令和7年度 春期 午前 問33:ウェルノウンポートに関する問題(SMTP)
- 令和6年度 秋期 午前 問38:IPアドレス空間に関する問題(SMTP)
- 令和5年度 秋期 午前 問35:マルチキャストに関する問題(DHCP)
- 令和4年度 秋期 午前 問31:LAN環境の説明(DHCP)
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