平成30年度 秋期 午前 問10
コンピュータ構成要素
相変化メモリの説明
相変化メモリの説明として,適切なものはどれか。
- ア一度だけ書込みが可能な不揮発性メモリ
- イ結晶状態と非結晶状態の違いを利用して情報を記憶する不揮発性メモリ
- ウフリップフロップ回路で構成された揮発性メモリ
- エリフレッシュ動作が必要な揮発性メモリ
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✓ これが正解イ結晶状態と非結晶状態の違いを利用して情報を記憶する不揮発性メモリ
解説
結晶と非結晶の違いで記憶する不揮発性メモリです。
相変化メモリの説明として適切なものを選ぶ問いです。名前がそのまま中身を表しています。相とは物質の状態のことで、ここでは結晶の状態と非結晶の状態を指します。その相を変化させて0と1を覚えるので、相変化メモリという名前が付いています。ですから結晶状態と非結晶状態という二語が出てくる記述が、そのまま答えになります。もう一つの道からも絞れます。物質の状態は電源を切ってもそのまま残りますから、この方式は必ず不揮発性になります。揮発性と書かれている記述は、中身を読む前に候補から外せます。残るのは不揮発性の記述ですが、一度しか書き込めない方式は、状態を何度も行き来させる相変化とは仕組みが違います。相変化メモリは書き換えができ、書換え型の光ディスクと同じく、熱や電流で結晶の状態を変えて記録します。見分けの軸は、電源を切ったときに消えるかどうかで先に半分に割ることです。電荷を貯めておく方式や回路の状態で保持する方式は消える側に並び、物質そのものの性質で覚える方式や、書き込みを一度きりにする方式は消えない側に並びます。半分に割ってから名前の意味をほどけば、残りは一つに決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア一度だけ書込みが可能な不揮発性メモリ:一度書いたら書き換えられない不揮発性メモリの説明で、内部の配線を切って内容を固定する種類がこれにあたります。電源を切っても消えない点は共通ですが、状態を何度も行き来させる相変化とは仕組みが別です。
- ウフリップフロップ回路で構成された揮発性メ…:回路の状態で一ビットを保持する揮発性メモリの説明で、SRAM がこれにあたります。速い代わりに一ビットあたりの回路が大きくなりますし、電源を切れば内容は失われます。物質の相はまったく使いません。
- エリフレッシュ動作が必要な揮発性メモリ:コンデンサに電荷を貯めて記憶する揮発性メモリの説明で、DRAM がこれにあたります。放っておくと電荷が抜けるため定期的に読み直して書き戻す操作が必要で、電源を切れば内容は残りません。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問10
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