令和3年度 秋期 午前 問11
コンピュータ構成要素
磁気ディスクに関する問題
表に示す仕様の磁気ディスク装置において,1,000 バイトのデータの読取りに要する平均時間は何ミリ秒か。ここで,コントローラの処理時間は平均シーク時間に含まれるものとする。
〔表〕
回転数 6,000 回転/分 平均シーク時間 10 ミリ秒 転送速度 10 M バイト/秒
- ア15.1
- イ16.0
- ウ20.1
- エ21.0
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✓ これが正解ア15.1
解説
位置決めと回転待ちと転送の三つを足す形です。
設問は、磁気ディスク装置の仕様の表を手がかりに、指定した量のデータを読み取るのに要する平均時間を四つの数値の中から選ばせています。ですから見分けの軸は、位置決めに要する平均時間と、目的の場所が読み取り位置に来るまでの平均待ち時間、そして読み取り量を装置の転送速度で割って求めた時間、その三つを単位をそろえて足し合わせた合計が、記述の数値と一致するかどうか、という一点だけです。設問の表では、位置決めが 10 ミリ秒、毎分 6,000 回転から一回転は 10 ミリ秒でその半分の 5 ミリ秒が平均の待ち、1,000 バイトを毎秒 10 メガバイトで割って 0.1 ミリ秒となり、10 と 5 と 0.1 を足して 15.1 ミリ秒が求める平均時間です。三つのうちいずれか一つを落としたり、位取りを取り違えたりすると、選ぶ数値が別の欄へ滑り込みます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ16.0:転送時間の位取りを一つ大きく見積もった数値です。読み取り量が装置の 1 秒あたりの転送量と比べて小さいことを取り違えており、実際は非常に短い転送の値が過大に膨らみ、位置決めと回転待ちの合算に不釣り合いに乗ります。
- ウ20.1:目的の場所が読み取り位置に来るまでの待ちを、平均ではなく一回転ぶんまるごとで数えた数値です。表の回転数から換算した一回転 10 ミリ秒の半分ではなく全部を待つ形になり、実際より半回転ぶんの 5 ミリ秒だけ長く見積もる誤りに当たります。
- エ21.0:回転の待ちを一回転ぶんで数え、なおかつ転送時間の位取りも一つ大きく取った数値です。三つの要素のうち、後ろの二つを両方とも過大に見積もった形で、実際の値からの差が最も大きく開きます。
この問題の用語
- 磁気ディスクデータを磁気で記録する装置で、ハードディスクなどが当たります。複数台を組み合わせ、故障しても復旧できるようにする使い方があります。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問11
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