平成30年度 秋期 午前 問12
システム構成要素
ライブマイグレーションの問題
仮想サーバの運用サービスで使用するライブマイグレーションの概念を説明したものはどれか。
- ア仮想サーバで稼働している OS やソフトウェアを停止することなく,他の物理サーバに移し替える技術である。
- イデータの利用目的や頻度などに応じて,データを格納するのに適したストレージへ自動的に配置することによって,情報活用とストレージ活用を高める技術である。
- ウ複数の利用者でサーバやデータベースを共有しながら,利用者ごとにデータベースの内容を明確に分離する技術である。
- エ利用者の要求に応じてリソースを動的に割り当てたり,不要になったリソースを回収して別の利用者のために移し替えたりする技術である。
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✓ これが正解ア仮想サーバで稼働している OS やソフトウェアを停止することなく,他の物理サーバに移し替える技術である。
解説
稼働させたまま別の物理サーバへ移し替える技術です。
仮想サーバの運用サービスで使うライブマイグレーションの概念を選ぶ問いです。ライブは生きたまま、マイグレーションは移し替えを意味しますから、稼働させたまま別の物理サーバへ移す技術だと読めます。停止することなくという句が入っている記述が、そのまま答えになります。用途を知っておくと迷いません。物理サーバを保守したり交換したりするとき、その上で動いている仮想サーバを止めずに隣へ逃がせます。負荷が偏ったときには、空いている物理サーバへ移して均すこともできます。どちらの場合も、利用者から見るとサービスが切れません。止めずに移せる仕組みは三手です。動かしたままメモリの内容を相手側へ写し、写している間に書き換わった差分を繰り返し追いかけて写し、差分が十分に小さくなったところで一瞬だけ止めて切り替えます。見分けの軸は、何が移動しているかです。ここで移るのは稼働中の仮想サーバそのもので、データの置き場所でも、割り当てられた資源の枠でも、利用者ごとの区画でもありません。仮想化の話題では移し替えという語が別の技術の説明にも現れますから、動いたまま移るのかどうかまで読み取るのが決め手になります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イデータの利用目的や頻度などに応じて,デー…:利用目的や頻度に応じて、データを適したストレージへ自動で置き直す技術の説明です。よく使うものは速い装置へ、あまり使わないものは安い装置へ移りますが、動いているサーバが移動するわけではありません。
- ウ複数の利用者でサーバやデータベースを共有…:一つの基盤を複数の利用者で共有しながら、利用者ごとに格納した内容をはっきり分けて見せる技術の説明です。分離しているのはデータであって、稼働しているものを別の場所へ動かす話にはなっていません。
- エ利用者の要求に応じてリソースを動的に割り…:要求に応じて資源を割り当て、不要になれば回収して別の利用者へ回す技術の説明です。移し替えという語が重なるので紛らわしいのですが、移るのは資源の枠であり、停止することなくという条件も書かれていません。
この問題の用語
- ストレージデータを保存しておく装置のことで、内蔵のディスクなどを指します。HDDやSSDのほか、ネットワーク越しに使う形のものもあります。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問12
同じ用語が出る問題
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