平成30年度 春期 午前 問65
経営戦略
EMSに関する問題
EMS(electronics manufacturing services)の説明として,適切なものはどれか。
- ア相手先ブランドで販売する電子機器の設計だけを受託し,製造は相手先で行う。
- イ外部から調達した電子機器に付加価値を加えて,自社ブランドで販売する。
- ウ自社ブランドで販売する電子機器のソフトウェア開発だけを外部に委託し,ハードウェアは自社で設計製造する。
- エ生産設備をもつ企業が,他社からの委託を受けて電子機器を製造する。
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✓ これが正解エ生産設備をもつ企業が,他社からの委託を受けて電子機器を製造する。
解説
工場を持って他社の製品を造る会社です。
設問は、EMS の説明として適切なものを選ばせています。軸になるのは、その会社が造る側なのか、造らせる側なのかという点です。EMS は電子機器の受託製造を指す語で、真ん中の語が製造ですから、工場を持っていることと、他社から頼まれて造ることの二つが同時に成り立たなければなりません。ですから、生産設備をもつ企業が、他社からの委託を受けて電子機器を製造するという記述が当てはまります。自分の看板では売らない点も特徴で、製品に載る名前は委託した側のものになります。四つの記述を、設計は誰か、製造は誰か、看板は誰か、という三つの列に割り当ててから読み直してください。製造の列に自分が入り、看板の列には入らないものが一つだけ残ります。残りの三つは、造る仕事が手元に無いか、頼む側の立場から書かれています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア相手先ブランドで販売する電子機器の設計だ…:相手先ブランドという語で始まりますが、受託しているのは設計だけで、製造は相手先が行うと書かれています。造る仕事が手元に無い以上、電子機器の受託製造には当たりません。
- イ外部から調達した電子機器に付加価値を加え…:外部から調達した電子機器に付加価値を加えて、自社ブランドで販売する姿です。看板が自分のものになっている時点で、委託元の製品を造る立場から外れています。
- ウ自社ブランドで販売する電子機器のソフトウ…:自社ブランドの製品について、ソフトウェアの開発だけを外部に委託し、ハードウェアは自社で設計製造する姿です。委託する側の話であり、受託とは矢印の向きが逆になっています。
この問題の用語
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問65
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