令和元年度 秋期 午前 問35
ネットワーク
フォワードプロキシに関する説明
TCP/IP ネットワークのフォワードプロキシに関する説明のうち,最も適切なものはどれか。
- アWeb サーバと同一の組織内(例えば企業内)にあって,Web ブラウザからのリクエストに対して Web サーバの代理として応答する。
- イWeb ブラウザと同一の組織内(例えば企業内)になければならない。
- ウWeb ブラウザの代理として,Web サーバに対するリクエストを送信する。
- エ電子メールをインターネット上の複数のサーバを経由して転送する。
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✓ これが正解ウWeb ブラウザの代理として,Web サーバに対するリクエストを送信する。
解説
どちら側の代理に立つのかによって、二つの役は分かれます。
間に立つ中継役には、向きの違う二つの立ち方があります。フォワードプロキシは、閲覧する側の代理として外へ要求を出します。利用する人の代わりに、相手先へ取りに行く形になります。取ってきた中身を控えておけば、次からは速く返せます。誰がどこを見たかをまとめて記録することもできます。もう一方の立ち方は、公開する側に立って求めを受けます。外から来た問い合わせを、いったん受け止めて内側へ渡す形です。設問が問うているのは、前者にあたるほうになります。置き場所については、内側に置くことが多いのは確かです。しかし、そうでなければならないという決まりはありません。外の事業者が提供する形でも成り立ちます。必ずという言い切りが混ざっていたら、疑ってかかります。向きと、置き場所の言い切りの二点を見ると絞れます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アWeb サーバと同一の組織内(例えば企業…:公開する側と同じ組織に置き、その代理として応じると述べています。こちらは向きが逆の立ち方になります。受ける側に立って、外からの求めを引き取ります。負荷を分けたり、暗号のやり取りを肩代わりしたりします。対になるもう一方の役です。
- イWeb ブラウザと同一の組織内(例えば企…:閲覧する側と同じ組織になければならない、と述べています。実際にそう置かれることは多くあります。しかし、そう限られるわけではありません。外の事業者が用意する形も広く使われています。言い切りが強すぎる肢です。例外が実際に存在します。
- エ電子メールをインターネット上の複数のサー…:電子メールを複数の中継を経て転送すると述べています。これは別の種類のやり取りの話です。閲覧の要求を代わりに出す働きではありません。扱う中身そのものが違っています。受け持つ手順も別のものです。扱う相手も別になります。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 電子メール文書やファイルをネットワーク越しに送る仕組み。送信にはSMTP、受信にはPOP3やIMAP4というプロトコルが使われます。
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問35
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問45:デジタル署名に関する問題(電子メール)
- 令和7年度 秋期 午前 問44:デジタルフォレンジックスの問題(電子メール)
- 令和7年度 秋期 午前 問43:ポートスキャンに関する問題(TCP)
- 令和7年度 秋期 午前 問34:ループに関する問題(TCP)
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