令和2年度 10月 午前 問26
データベース
GRANT文の説明
表に対する SQL の GRANT 文の説明として,適切なものはどれか。
- アパスワードを設定してデータベースへの接続を制限する。
- イビューを作成して,ビューの基となる表のアクセスできる行や列を制限する。
- ウ表のデータを暗号化して,第三者がアクセスしてもデータの内容が分からないようにする。
- エ表の利用者に対し,表への問合せ,更新,追加,削除などの操作権限を付与する。
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✓ これが正解エ表の利用者に対し,表への問合せ,更新,追加,削除などの操作権限を付与する。
解説
利用者に対して表を操作する権限を与える文です。
この設問は、SQL の GRANT 文が何を担っているかを尋ねています。ですから、選び方の軸は、その文が扱っている相手が何であって、その相手に対して何をしているのかという一点だけです。設問の文は、データベースを利用する人に対して、表を扱ううえでできる操作の許しを渡す役目を持っています。渡せる許しには、表の中身を読み出すこと、書き換えること、行を足すこと、行を消すことなどが並びます。この役目は、データの中身を操るのでも、型や器を作るのでもなく、誰にどこまで触らせるかという線を引く働きです。ですから、パスワードで接続を制限したり、絞り込んだ表の別名を作って行や列を隠したり、中身を暗号化して読ませないようにしたりする働きとは、担う場所と目的が違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アパスワードを設定してデータベースへの接続…:パスワードを設定してデータベースへの接続を制限すると述べています。扱っているのは接続する側の身元の確かめ方であり、既に接続できている利用者に表への操作の許しを渡すこととは別の場所に置かれた仕組みです。
- イビューを作成して,ビューの基となる表のア…:ビューを作成して、ビューの基となる表のアクセスできる行や列を制限すると述べています。仮想の表を作って見せ方を絞る仕組みで、利用者に表への操作の許しを渡す文とは働きが違います。
- ウ表のデータを暗号化して,第三者がアクセス…:表のデータを暗号化して、第三者がアクセスしても内容が分からないようにすると述べています。中身を読めない形に置く仕組みで、誰にどこまで触らせるかという線を引く文とは目的が違います。
この問題の用語
- アクセス権誰がどの情報に対して何をしてよいか(参照だけか、書き換えもできるか)を定めた許可。必要のない範囲へ手が届かないよう、担当ごとに線を引きます。
- パスワード本人だけが知っているという前提で使う合言葉。他人に知られた時点で、本人確認の役目を果たさなくなります。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
- 暗号化内容を鍵がなければ読めない形に変換すること。通信の経路だけでは守りきれない場合があるので、ファイル自体にも施します。
- 権限そのアカウントに許された操作の範囲のことです。用途ごとに必要なものだけを与え、定義用と更新用のように分けて持たせます。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問26
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(パスワード)
- 令和7年度 春期 午前 問44:ストレッチングに該当するもの(パスワード)
- 令和7年度 春期 午前 問39:セキュリティクリアランスの問題(アクセス権)
- 平成30年度 春期 午前 問58:アクセス権に関する問題(アクセス権)
- 平成26年度 秋期 午前 問25:GRANT文の説明(アクセス権)
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