平成21年度 秋期 午前 問30
データベース
エンティティa〜cの組合せ
部品在庫管理台帳における,部品,仕入先,在庫の三つのエンティティの関係をデータモデルとして記述した。エンティティ a〜c の組合せとして,適切なものはどれか。ここで,「1──*」は 1 対多の関連を表す。
表(書き起こし): 部品在庫管理台帳
| 部品コード | 部品名 | 仕入先コード | 仕入先名 | 仕入日付 | 仕入価格 | 在庫数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 001 | R 部品 | Z010 | A 商会 | 9月 1日 | 1,500 | 1,000 |
| 001 | R 部品 | Z010 | A 商会 | 10月15日 | 1,400 | 1,500 |
| 002 | S 部品 | Z010 | A 商会 | 9月20日 | 800 | 500 |
| 003 | T 部品 | Z015 | B 商店 | 10月 8日 | 1,600 | 1,450 |
| 003 | T 部品 | Z020 | C 商店 | 9月15日 | 1,200 | 800 |
四角のはこが3つ,左から a・b・c と横一列。となり合うはこを直線でつなぎ, 線の両端に多重度が刷られています。 a ─[1] ────── [*]─ b ─[*] ────── [1]─ c ⇒ a から見て b は多(1対多)/c から見て b は多(1対多)。つまり b が両側の「多」の側。
※ 選択肢も原文では罫線の表(記号の列 ア〜エ が行)です。
| a | b | c | |
|---|---|---|---|
| ア | 在庫 | 仕入先 | 部品 |
| イ | 在庫 | 部品 | 仕入先 |
| ウ | 仕入先 | 部品 | 在庫 |
| エ | 部品 | 在庫 | 仕入先 |
- アa=在庫,b=仕入先,c=部品
- イa=在庫,b=部品,c=仕入先
- ウa=仕入先,b=部品,c=在庫
- エa=部品,b=在庫,c=仕入先
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✓ これが正解エa=部品,b=在庫,c=仕入先
解説
両側から多くつながる真ん中の位置に、在庫が入ります。
部品と仕入先と在庫の三つを、どのつながり方で並べるかを判じる問いです。表を追うと、同じ部品コードが日付を替えて何度も現れ、同じ仕入先コードが違う部品を並行して仕入れているのが読み取れます。ここから、部品の側から見ても仕入先の側から見ても、その組は在庫の側で多くの列に分かれる姿が読み取れます。多くの列に分かれる側を挟んで、両側から一対多でつながっている位置に置くべきエンティティは、記録の一行にあたる在庫です。図に当てはめると、両側の一の側に部品と仕入先が並び、多の側の真ん中に在庫が入ります。設問はこの並び方を当てる問題で、並びの左右は、両側の記述で見分けが付く形になっています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アa=在庫,b=仕入先,c=部品:真ん中を仕入先に、両側を在庫と部品に当てたと述べています。仕入先の側は、記録一行から見ても一つに定まる立場で、両側から多くを受ける真ん中の位置とは食い違います。
- イa=在庫,b=部品,c=仕入先:真ん中を部品に、両側を在庫と仕入先に当てたと述べています。部品の側も、記録一行から見て一つに定まる立場で、両側から多くを受ける真ん中の位置とは食い違います。
- ウa=仕入先,b=部品,c=在庫:真ん中を部品に、両側を仕入先と在庫に当てたと述べています。真ん中の候補が食い違う理由は上と同じで、加えて、多の側の真ん中に立つべき在庫を、一の側の端に置いた並びになっています。
この問題の用語
- エンティティ情報の世界で管理の対象となる、人やものごとの一つひとつを指します。E-R図では、この対象と対象どうしの関連を組み合わせて表します。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問30
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問41:真正性に関する問題(エンティティ)
- 令和5年度 秋期 午前 問40(エンティティ)
- 令和4年度 秋期 午前 問63(エンティティ)
- 令和4年度 春期 午前 問27:内部スキーマの設計に含まれるもの(エンティティ)
- 令和3年度 秋期 午前 問46:CRUDマトリクスの説明(エンティティ)
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