令和7年度 秋期 午前 問37
セキュリティ
デジタル署名に関する問題
デジタル署名が付与されたソフトウェアをインストールするときに,そのソフトウェアの発行元を確認するために使用する証明書はどれか。
- アEV SSL 証明書
- イクライアント証明書
- ウコードサイニング証明書
- エサーバ証明書
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✓ これが正解ウコードサイニング証明書
解説
コードそのものへの署名を確かめる証明書です。
この設問は、電子的な署名が付いたソフトウェアをインストールする際に、その作り手を確かめるのに用いる証明書を選ばせています。ですから、選び方の軸は、その証明書が誰または何のためのものかという一点で見分けます。証明書は、公開の鍵と、その鍵の持ち主の名前を、認証を担う機関が束ねて署名したものです。持ち主が何を対象にするかで用途が枝分かれし、通信の相手の機器や、通信をする利用者、あるいはコードそのものといった単位ごとに、専用の証明書が用意されます。設問が問うているのは、実行できるプログラムに署名し、その作り手が誰かと、途中で改ざんされていないかを、インストールする側が検証するための土台にする証明書です。したがって、通信の相手を確かめる形の証明書や、通信の入口で利用者側の身元を示す形の証明書とは、対象の単位そのものが違います。作り手を確かめるという目的に唯一そのまま当てはまるのは、コードのための証明書です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アEV SSL 証明書:利用者から見えるサイトの運営者が、実在する組織であることを、審査を厳しくしたうえで裏付ける通信用の証明書を挙げています。用途は通信の相手側の身元確認にあり、実行できるプログラムそのものに署名する用途とは対象が違います。
- イクライアント証明書:利用者側の端末が、通信の入口で自分の身元を示すために持つ証明書を挙げています。パスワードに代わる認証の材料として使われる形で、対象は利用者にあります。プログラムの作り手を確かめる用途とは、証明する相手そのものが違います。
- エサーバ証明書:通信の相手側にあるサーバが本物であることを、利用者側の端末が確かめるために使う証明書を挙げています。通信路の暗号化と身元確認をまとめて支える役目の証明書で、実行できるプログラムそのものに署名する用途とは対象の単位が違います。
この問題の用語
- デジタル署名送り主が本人であることと、途中で中身が変わっていないことを同時に示す電子の印(古い表記はディジタル署名)。秘密鍵で作り、公開鍵で確かめます。
- 証明書デジタル証明書を短く言うときの呼び方。有効期限の途中でも失効することがあるので、使う前に有効かどうかを確かめます。
- クライアント証明書利用者側の機器が本人のものだと示す、電子的な証明書です。持っているものによる確認なので、トークンと組んでも2要素にはなりません。
- サーバ証明書そのサーバが本物だと示すためのデジタル証明書。ブラウザはこれを見て、つないだ先が偽のサイトでないかを判断します。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問37
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問45:デジタル署名に関する問題(デジタル署名)
- 令和7年度 秋期 午前 問39:CRLに関する記述(サーバ証明書)
- 令和4年度 春期 午前 問41:シングルサインオンに関する問題(クライアント証明書)
- 令和3年度 春期 午前 問45:TLSに関する問題(クライアント証明書)
- 平成29年度 春期 午前 問37:認証局の公開鍵を利用して行う動作(サーバ証明書)
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