平成31年度 春期 午前Ⅱ 問9
システム監査
システム監査基準に関する問題
システム監査基準(平成30年)の説明はどれか。
- ア監査ポイントを網羅したチェックリストである。
- イシステム監査人の行為規範である。
- ウシステム監査の効率的・効果的遂行を可能にする監査上の判断尺度である。
- エシステムの品質を確保するための管理指針である。
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✓ これが正解イシステム監査人の行為規範である。
解説
システム監査基準はシステム監査人の行為規範です。
見分ける軸は、その基準が誰の何を律するものかです。設問が名指すシステム監査基準(平成30年)は、システム監査業務の品質を確保し、有効かつ効率的に監査を実施することを目的とした、システム監査人のための行為規範として位置付けられています。監査をどう計画し、どう実施し、どう報告するかという、監査人自身の行動を定めたものです。これに対し、監査の場で情報システムの管理の状況を評価するときの判断尺度として使われるのは、対になるシステム管理基準です。監査人の振る舞いを定める監査基準と、管理の良し悪しを測る物差しとなる管理基準、という二つの役割を対にして覚えると取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア監査ポイントを網羅したチェックリストであ…:監査ポイントを網羅したチェックリストは、個々の監査で監査手続を進めるために監査人が用意する道具の一つです。システム監査基準は監査人の行動を定める規範であり、確認項目を並べたチェックリストそのものではありません。
- ウシステム監査の効率的・効果的遂行を可能に…:監査上の判断尺度という説明は、対になるシステム管理基準の役割に当たります。情報システムの管理の状況を評価するための物差しであって、監査人自身の行動を律するシステム監査基準の説明ではありません。
- エシステムの品質を確保するための管理指針で…:システムの品質を確保するための管理指針は、情報システムを運営する組織の側が守る管理の考え方です。監査人の行為を定めるシステム監査基準ではなく、組織体が情報システムを管理する際の指針の説明にあたります。
この問題の用語
- システム監査基準システム監査を行う人が守るべき進め方をまとめた指針。誰がやっても同じ水準で点検できるように、手順と心構えを定めています。
- 監査人システム監査を行う人。作る側や運用する側から独立した立場を保ち、自分では作らずに規程や記録を見て確かめます。
出典:平成31年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問9
同じ用語が出る問題
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