平成30年度 春期 午前Ⅱ 問22
コンピュータ構成要素
実効アクセス時間に関する問題
キャッシュメモリのアクセス時間及びヒット率と,主記憶のアクセス時間の組合せのうち,実効アクセス時間が最も短くなるものはどれか。
選択肢は原典ではキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒)・キャッシュメモリのヒット率(%)・主記憶のアクセス時間(ナノ秒)の表。
- アキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒):10 / キャッシュメモリのヒット率(%):60 / 主記憶のアクセス時間(ナノ秒):70
- イキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒):10 / キャッシュメモリのヒット率(%):70 / 主記憶のアクセス時間(ナノ秒):70
- ウキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒):20 / キャッシュメモリのヒット率(%):70 / 主記憶のアクセス時間(ナノ秒):50
- エキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒):20 / キャッシュメモリのヒット率(%):80 / 主記憶のアクセス時間(ナノ秒):50
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✓ これが正解エキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒):20 / キャッシュメモリのヒット率(%):80 / 主記憶のアクセス時間(ナノ秒):50
解説
ヒット率80%で計算すると26ナノ秒で、4つの中で最短です。
実効アクセス時間は、キャッシュメモリにデータがあるときとないときの時間を、ヒット率で重み付けして平均した値です。式は、キャッシュのアクセス時間×ヒット率+主記憶のアクセス時間×(1-ヒット率)です。4つの組合せを計算します。キャッシュ10ナノ秒・ヒット率60%・主記憶70ナノ秒では、10×0.6+70×0.4=6+28=34ナノ秒です。10・70%・70では7+21=28、20・70%・50では14+15=29、20・80%・50では16+10=26ナノ秒です。したがって、キャッシュ20ナノ秒・ヒット率80%・主記憶50ナノ秒の組合せが最も短くなります。キャッシュが遅くてもヒット率が高ければ有利になり得るので、必ず式に当てて比べるのが確実です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒)…:キャッシュ10ナノ秒・ヒット率60%・主記憶70ナノ秒で計算すると、10×0.6+70×0.4で34ナノ秒です。キャッシュは速いものの、外れたときの主記憶が遅く外れる割合も高いので、4つの中で最も長くなります。
- イキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒)…:キャッシュ10ナノ秒・ヒット率70%・主記憶70ナノ秒では、10×0.7+70×0.3で28ナノ秒です。ヒット率が上がって短くはなりますが、26ナノ秒の組合せには届きません。
- ウキャッシュメモリのアクセス時間(ナノ秒)…:キャッシュ20ナノ秒・ヒット率70%・主記憶50ナノ秒では、20×0.7+50×0.3で29ナノ秒です。同じ速度でヒット率が80%の組合せと比べると、外れる割合が高い分だけ長くなります。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
出典:平成30年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22
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