第40回 午前 問79
基礎栄養学
微量ミネラルとそれを構成成分とする生体内物質の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1鉄 グルタチオンペルオキシダーゼ
- 2亜鉛 DNAポリメラーゼ
- 3銅 サイロキシン
- 4ヨウ素 セルロプラスミン
- 5セレン ヘモグロビン
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✓ これが正解2亜鉛 DNAポリメラーゼ
解説
亜鉛は、DNAポリメラーゼなど多くの酵素の構成成分です。
微量ミネラルは、それを構成成分とする酵素やホルモン・たんぱく質との組合せで判断します。亜鉛は多くの酵素の構成成分で、DNAポリメラーゼやRNAポリメラーゼのような核酸の合成に関わる酵素の働きに欠かせません。細胞分裂がさかんな皮膚や味蕾、成長期の組織などで亜鉛不足の影響が出やすいのはこのためです。
ほかの組合せは、ミネラルと物質が入れ替わっています。抗酸化酵素、甲状腺ホルモン、血漿の銅運搬たんぱく質、酸素運搬たんぱく質のそれぞれについて、中心にある元素を思い出すと見分けられます。
したがって、亜鉛とDNAポリメラーゼの組合せが適当です。物質名を見たら含まれる元素を思い浮かべる練習をしておくと、組合せ問題に強くなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1鉄 グルタチオンペルオキシダーゼ:グルタチオンペルオキシダーゼは、過酸化水素や過酸化脂質を還元して細胞を酸化から守る抗酸化酵素で、セレンを含みます。鉄を構成成分とする代表は、ヘモグロビンやミオグロビン、カタラーゼなどです。
- 3銅 サイロキシン:サイロキシン(甲状腺ホルモン)はヨウ素を含むホルモンで、甲状腺でつくられます。銅を構成成分とする物質には、セルロプラスミンやスーパーオキシドジスムターゼなどがあります。
- 4ヨウ素 セルロプラスミン:セルロプラスミンは血漿中の銅の大部分を運ぶ銅含有たんぱく質で、鉄の酸化にも関わります。ヨウ素を構成成分とするのは、サイロキシンなどの甲状腺ホルモンです。
- 5セレン ヘモグロビン:ヘモグロビンは、ヘムの中心に鉄をもち、酸素を運ぶたんぱく質です。セレンを構成成分とする代表は、グルタチオンペルオキシダーゼなどのセレノプロテインです。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問79(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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