第40回 午前 問84
応用栄養学
日本人の食事摂取基準(2025年版)におけるエネルギーに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1目標とするBMIの範囲は、疫学研究の結果から総死亡率が低い範囲をもとに設定されている。
- 2目標とするBMIの範囲は、男女で異なる。
- 3目標とするBMIの範囲の下限値は、全ての年齢区分で同じである。
- 4エネルギー消費量は、安静時代謝量に身体活動レベル基準値を乗じて算出する。
- 53~5歳の身体活動レベル(カテゴリー)は、2区分である。
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✓ これが正解1目標とするBMIの範囲は、疫学研究の結果から総死亡率が低い範囲をもとに設定されている。
解説
目標とするBMIは、総死亡率が低い範囲をもとに設定されています。
食事摂取基準のエネルギーは、摂取量と消費量の釣り合いを、目標とするBMIの範囲で評価するという考え方で判断します。目標とするBMIの範囲は、観察疫学研究で総死亡率が最も低かったBMIの範囲をもとに、疾患の発症率とBMIの関係、死因とBMIの関係、日本人のBMIの実態などを総合して、年齢区分ごとに設定されています。
ほかの記述は、男女の扱い、年齢による下限値の違い、推定エネルギー必要量の求め方、幼児の身体活動レベルの区分のいずれかが違っています。
したがって、目標とするBMIの範囲は総死亡率が低い範囲をもとに設定されているという記述が適当です。目標とするBMIは男女共通で、年齢とともに下限が上がる、と覚えておくと関連の問いに対応しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2目標とするBMIの範囲は、男女で異なる。:目標とするBMIの範囲は男女共通で、年齢区分ごとに1つの範囲が示されています。性別ではなく年齢によって範囲が変わる点が特徴で、男女で範囲を分けてはいません。
- 3目標とするBMIの範囲の下限値は、全ての年齢区分で同じである。:目標とするBMIの範囲の下限値は、18〜49歳では18.5ですが、50〜64歳では20.0、65歳以上では21.5と、年齢が上がるにつれて高く設定されています。全ての年齢区分で同じではありません。
- 4エネルギー消費量は、安静時代謝量に身体活動レベル基準値を乗じて算出する。:推定エネルギー必要量は、基礎代謝量に身体活動レベルを掛けて求めます。基礎代謝量は基礎代謝基準値に参照体重を掛けた値で、安静時代謝量を使う式ではありません。
- 53~5歳の身体活動レベル(カテゴリー)は、2区分である。:3〜5歳の身体活動レベルは1区分だけが示されており、2区分ではありません。身体活動レベルを低い・ふつう・高いの3区分で示しているのは、6歳以上の年齢区分です。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問84(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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