第40回 午前 問94
応用栄養学
サルコペニアの診断基準(AWGS 2019)において、一般の診療所や地域での評価に用いられる項目である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1体重減少
- 2BMI
- 3日常生活活動量
- 4握力
- 5疲労感
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✓ これが正解4握力
解説
AWGS 2019の地域での評価では、筋力として握力を用います。
サルコペニアの診断基準(AWGS 2019)は、医療施設での評価と、一般の診療所や地域での評価の2つの流れを示しています。一般の診療所や地域では、まず下腿周囲長やSARC-Fなどでスクリーニングし、次に筋力として握力、身体機能として5回椅子立ち上がりテストを評価して、サルコペニアの可能性を判断します。筋肉量を測る機器がない場所でも使える項目が選ばれているのが特徴です。
ほかの項目は、フレイルの評価で使われる項目か、サルコペニアの診断の流れに含まれない体格の指標です。サルコペニアは筋肉量・筋力・身体機能という筋肉そのものの状態で判断します。
したがって、握力が適当です。サルコペニアは筋肉量・筋力・身体機能の3つで評価し、地域では筋肉量の代わりに握力などの筋力と身体機能で可能性を判断する、と流れで覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1体重減少:体重減少は、フレイルの評価基準で使われる項目の一つです。AWGS 2019で一般の診療所や地域の評価に用いるのは、握力などの筋力や椅子立ち上がりテストなどの身体機能です。
- 2BMI:BMIは体格の指標で、AWGS 2019のサルコペニアの診断の流れには評価項目として含まれていません。サルコペニアは、筋肉量・筋力・身体機能の低下に着目して判断します。
- 3日常生活活動量:日常生活活動量は、フレイルの評価で身体活動の低下として扱われる項目です。AWGS 2019で地域の評価に用いられる項目ではありません。
- 5疲労感:疲労感は、フレイルの評価基準で使われる項目の一つです。AWGS 2019のサルコペニアの評価では、主観的な疲労感ではなく、握力や椅子立ち上がりテストなどの客観的な測定を用います。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午前(厚生労働省)問94(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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