第40回 午後 問141
公衆栄養学
健康日本21(第三次)の問題
健康日本21(第三次)で示されている目標である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1朝食を欠食する子どもの割合の減少
- 2ゆっくりよく噛んで食べる国民の割合の増加
- 3若年女性のやせの減少
- 4農林漁業体験を経験した国民の割合の増加
- 5食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業および飲食店の登録数の増加
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✓ これが正解3若年女性のやせの減少
解説
若年女性のやせの減少は、健康日本21(第三次)の目標です。
健康日本21(第三次)は、2024年度から始まった国民健康づくり運動です。栄養・食生活の分野では、適正体重を維持している者の増加(肥満、若年女性のやせ、低栄養傾向の高齢者の減少)、児童・生徒における肥満傾向児の減少、バランスの良い食事を摂っている者の増加、野菜摂取量・果物摂取量の増加、食塩摂取量の減少などが目標に掲げられています。したがって、若年女性のやせの減少が、健康日本21(第三次)で示されている目標として最も適当です。
ほかの4つは、食べ方や食に関する体験を扱う食育の計画の目標か、前の計画の目標で、第三次の目標の一覧には入っていません。健康日本21と食育推進基本計画は、どちらも食生活を扱うため目標が似て見えますが、根拠となる法律も目標の立て方も別のものです。
体格や栄養素の摂取は健康日本21、食べ方や体験は食育推進基本計画、と分けて覚えると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1朝食を欠食する子どもの割合の減少:朝食を欠食する子どもの割合の減少は、食育基本法に基づく食育推進基本計画(出題当時は第4次)の目標です。健康日本21(第三次)の栄養・食生活の目標には含まれていません。
- 2ゆっくりよく噛んで食べる国民の割合の増加:ゆっくりよく噛んで食べる国民の割合の増加は、食べ方に関する目標として食育推進基本計画(出題当時は第4次)に掲げられています。健康日本21(第三次)の歯・口腔の分野にある、よく噛んで食べることができる者(咀嚼良好者)の増加とは別の指標です。
- 4農林漁業体験を経験した国民の割合の増加:農林漁業体験を経験した国民の割合の増加は、食への理解を深めることをねらった食育推進基本計画の目標です。健康づくりの指標を並べた健康日本21(第三次)の目標とは別のものです。
- 5食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業および飲食店の登録数の増加:食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業および飲食店の登録数の増加は、健康日本21(第二次)の目標でした。第三次では、健康的で持続可能な食環境づくりのための戦略的イニシアチブの推進という目標に置きかわっています。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問141(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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