平成21年度 秋期 午前 問38
ネットワーク
ヘッダフィールドに関する問題
インターネットにおける電子メールの規約で,ヘッダフィールドの拡張を行い,テキストだけでなく,音声,画像なども扱えるようにしたものはどれか。
- アHTML
- イMHS
- ウMIME
- エSMTP
答えと解説を見る
✓ これが正解ウMIME
解説
音声や画像を載せられるよう拡張した規約です。
電子メールはもともと、英数字の文字だけを運ぶ前提で作られていました。そこに音声や画像を載せるために、ヘッダフィールドへ、この部分は何の種類なのか、どのように符号化したのかという情報を書き足す取り決めが加えられました。中身をいったん文字の並びに変換して本文に載せ、受け取った側が元に戻す、という仕組みです。見分ける軸は、その名前が何を担当しているかの一点です。あて先まで運ぶ手順なのか、載せられるものの形式なのか、別の体系として定められた枠組みなのか、まったく別の用途の言語なのかで分かれます。設問がヘッダフィールドの拡張と言っているので、運ぶ側ではなく載せる中身の側を定めた MIME が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アHTML:Web ページの構造を書き表すための言語です。見出しや段落といった文書の組み立てを示す用途で作られており、電子メールのための取り決めではありません。
- イMHS:別の体系として定められたメッセージ通信の枠組みです。設問はインターネットにおける規約と限っているので、その枠の外にあたることになります。
- エSMTP:メールをあて先まで届けるための手順です。運ぶ役目を担うものであり、載せられるものの種類を広げた取り決めではありません。役割の層そのものが違います。
この問題の用語
- 電子メール文書やファイルをネットワーク越しに送る仕組み。送信にはSMTP、受信にはPOP3やIMAP4というプロトコルが使われます。
- 規約守るべき約束事や決まりを定めたもののことです。利用規約やコーディング規約、通信の手順を決めた通信規約などがあります。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
出典:平成21年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問38
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問11(規約)
- 令和5年度 科目A 問9:ドライブバイダウンロードの問題(電子メール)
- 平成30年度 秋期 午前 問27:命名規約だけでは回避できない事象(規約)
- 平成30年度 春期 午前 問44:SMTPに関する問題(SMTP)
- 平成30年度 春期 午前 問34(SMTP)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)