平成22年度 春期 午前 問43
セキュリティ
ビットに関する問題
ファイルの属性情報として,読取り,書込み,実行の権限を独立に設定できる OS がある。この3種類の権限は,それぞれに1ビットを使って許可,不許可を設定する。この3ビットを8進数表現 0〜7 の数字で設定するとき,次の試行結果から考えて,適切なものはどれか。
〔試行結果〕 ① 0を設定したら,読取り,書込み,実行ができなくなってしまった。 ② 3を設定したら,読取りと書込みはできたが,実行ができなかった。 ③ 7を設定したら,読取り,書込み,実行ができるようになった。
- ア2を設定すると,読取りと実行ができる。
- イ4を設定すると,実行だけができる。
- ウ5を設定すると,書込みだけができる。
- エ6を設定すると,読取りと書込みができる。
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✓ これが正解イ4を設定すると,実行だけができる。
解説
7 と 3 の差から実行のビットが 4 と決まります。
8進数の 0 から 7 までの数は、3個のビットの並びをそのまま表しています。試行結果を突き合わせると、すべてが許可された 7 と、実行だけができなかった 3 との差は 4 です。つまり 4 の重みを持つビットが実行の許可を担っています。残る 2 と 1 の重みは読取りと書込みのどちらかにそれぞれ対応しますが、この試行結果だけではどちらがどちらかまでは定まりません。判定の軸は、その記述が試行結果から確実に言い切れる範囲に収まっているかどうかです。4 だけを設定した状態は実行の許可だけが立つので、その記述だけが確実に成り立ちます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア2を設定すると,読取りと実行ができる。:2 という値は、読取りか書込みのいずれか一方に割り当てられた重みですが、実行を担う重みを含みません。よって実行までできると言い切ることはできず、試行結果と噛み合いませんでした。
- ウ5を設定すると,書込みだけができる。:5 は実行を担う重みを含む値なので、実行ができない状態にはなりません。さらに残る重みが書込みの側かどうかも試行結果からは定まらず、二重に言い過ぎた記述になっています。
- エ6を設定すると,読取りと書込みができる。:6 も実行を担う重みを含みます。加えて残りの重みは読取りか書込みのどちらか一方にしか割り当たらないので、読取りと書込みが揃って許可された状態にはなりません。
この問題の用語
- 権限そのアカウントに許された操作の範囲のことです。用途ごとに必要なものだけを与え、定義用と更新用のように分けて持たせます。
出典:平成22年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問43
同じ用語が出る問題
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