平成26年度 秋期 午前 問61
システム戦略
“全体最適化”に含まれる作業
“システム管理基準”によれば,“全体最適化”に含まれる作業はどれか。
- ア委託先を含む開発体制の策定
- イ開発スケジュールの策定
- ウ個別システムのハードウェアの導入スケジュールの策定
- エ情報システム基盤の整備計画の策定
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✓ これが正解エ情報システム基盤の整備計画の策定
解説
全体で1つに決める整備計画の作業です。
システム管理基準が言う全体最適化は、組織のあちこちで別々に決めているものを、上から一つに束ねて決め直すという発想です。判定の軸は、その作業が及ぶ範囲が個別のシステムなのか、それとも組織のあちこちに共通するものなのか、この一点で切れます。個別のシステムの中でだけ決まる話であれば、その範囲を超えないので個別最適化に入ります。範囲が組織全体に広がるものであれば、全体最適化の作業に当たります。正解にあたるのは、情報システムを支える共通の基盤について、その整備をどう進めるかを決めるという内容です。ここで言う基盤はネットワークや共通のサーバなど、複数のシステムが共通して使う基盤のことなので、当然に組織全体で一つに決める性質を帯びます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア委託先を含む開発体制の策定:委託先を含めた開発体制をどう組むかを決めるという内容です。特定の案件の中で、どの会社にどこを任せるかを整えるための話であり、範囲が個別のシステムの中に収まっています。
- イ開発スケジュールの策定:案件の中でいつまでに何を作り上げるかの日程を組むという内容です。これも一つの開発の中の段取りに関する話で、組織のあちこちに横串を通して決めるものではありません。
- ウ個別システムのハードウェアの導入スケジュ…:特定の情報システムに向けて、機器の導入をいつ行うかの日程を組むという内容です。文中に個別という語がそのまま入っており、範囲がその一件に限られていることが明示されています。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 委託先業務の一部を任せた相手の会社です。任せる内容や守るべき条件を契約で定め、委託した側が状況を確かめます。
- スケジュール作業の順序と日程を決めた計画のことをいいます。作業の前後関係から日程を組み立てるには、PERTが向いています。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
出題当時の情報です(現在との違い)
システム管理基準は2018年4月と2023年4月に改訂され、「全体最適化」の区分は「ITガバナンス」に組み替えられました(出題時は平成16年版)。
出典:平成26年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問61
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 科目B 問6:なりすましに関する問題(委託先)
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- 平成31年度 春期 午前 問60:バックアップに関する問題(スケジュール)
- 平成29年度 春期 午前 問62(委託先)
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