平成22年度 秋期 午前Ⅱ 問2
情報システム戦略
“全体最適化”に含まれる作業
“システム管理基準”によれば,“全体最適化”に含まれる作業はどれか。
- ア委託先を含む開発体制の策定
- イ開発スケジュールの策定
- ウ個別システムのハードウェアの導入スケジュールの策定
- エ情報システム基盤の整備計画の策定
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✓ これが正解エ情報システム基盤の整備計画の策定
解説
情報システム基盤の整備計画の策定が、全体最適化に含まれる作業です。
出題当時のシステム管理基準は、組織全体として情報システムをどう整備するかを定める項目として全体最適化を置き、その方針と計画を立てることを求めていました。見分ける軸は、作業の対象が組織全体か、個別の開発案件か、です。情報システム基盤の整備計画は、個々のシステムが共通して使う基盤を組織全体の視点で整える計画であり、全体最適化の作業にあたります。これに対し、開発体制の策定、開発スケジュールの策定、個別システムのハードウェアの導入日程の策定は、いずれも一つのシステムを開発・導入する段階の計画です。全体最適化は全社の基盤、個別の計画は開発の段階、と分けて覚えると判断できます。出題当時のシステム管理基準に沿って説明しました(その後、平成30年に改訂されています)。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア委託先を含む開発体制の策定:委託先を含めた開発体制を決めることは、個別の開発プロジェクトを進めるための計画づくりです。組織全体の情報システムをどう整えるかを決める全体最適化の作業ではありません。
- イ開発スケジュールの策定:開発スケジュールを策定することは、個々のシステム開発を計画する段階の作業です。組織全体の視点で情報システムの基盤や方針を整える全体最適化とは、扱う範囲が違います。
- ウ個別システムのハードウェアの導入スケジュ…:個別システムのハードウェアを導入する日程を決めることは、特定のシステムの導入計画にあたります。個別という言葉が示すとおり、組織全体を見渡す全体最適化の作業ではありません。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 委託先業務の一部を任せた相手の会社です。任せる内容や守るべき条件を契約で定め、委託した側が状況を確かめます。
- スケジュール作業の順序と日程を決めた計画のことをいいます。作業の前後関係から日程を組み立てるには、PERTが向いています。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
出典:平成22年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問2
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問25:ISMAPに関する問題(情報システム)
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- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問2:プロビジョニングの説明(情報システム)
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