平成30年度 秋期 午前 問47
システム開発技術
インスタンスとの関係
オブジェクト指向におけるクラスとインスタンスとの関係のうち,適切なものはどれか。
- アインスタンスはクラスの仕様を定義したものである。
- イクラスの定義に基づいてインスタンスが生成される。
- ウ一つのインスタンスに対して,複数のクラスが対応する。
- エ一つのクラスに対して,インスタンスはただ一つ存在する。
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✓ これが正解イクラスの定義に基づいてインスタンスが生成される。
解説
型が先にあって、実物は後から幾つでも作られていきます。
クラスは設計の型で、インスタンスはそこから作られた実物です。型のほうには、持つべき値と、できることが書いてあります。実物は、その書きぶりに従って必要なだけ作り出されます。だから、定義に基づいて生成されると述べた肢が当たります。順序は型が先で、実物が後という向きに決まっています。作られた側が決まりを書くとする肢は、向きが逆でした。作られた側が、作る元の決まりを書くことはできません。一つの実物が幾つもの型に属するとする肢もあります。実物はどれか一つの型から作られるので、これも違います。型を組み合わせる話とは、別のこととして分けて読みます。型ひとつに実物ひとつと限る肢も、言い過ぎでした。同じ型から、いくつでも実物を作ることができます。三つの誤りは、向きと数の取り違えに分かれていました。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインスタンスはクラスの仕様を定義したもの…:実物のほうが型の仕様を定めるとしています。作られた側が、作る元の決まりを書くことになります。先にあるのは、いつも型のほうです。順序が正面から入れ替わっています。型の役目を問われたなら、そちらが定める側です。向きが逆です。
- ウ一つのインスタンスに対して,複数のクラス…:一つの実物に複数の型が対応するとしています。実物は、どれか一つの型から作り出されます。生まれた先はひとつに決まります。型を組み合わせる話とは分けて読みます。組み合わせを問われたなら、別の仕組みです。数の取り方が違います。
- エ一つのクラスに対して,インスタンスはただ…:一つの型に実物はただ一つだとしています。同じ型から、いくつでも作ることができます。数に上限は置かれていません。ただ一つに限る作りは、別に指定して初めて成ります。唯一に保つ工夫を問われたなら、そちらです。言い切りが強すぎます。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問47
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