令和元年度 秋期 午前 問65
システム企画
非機能要件の定義で行う作業
非機能要件の定義で行う作業はどれか。
- ア業務を構成する機能間の情報(データ)の流れを明確にする。
- イシステム開発で用いるプログラム言語に合わせた開発基準,標準の技術要件を作成する。
- ウシステム機能として実現する範囲を定義する。
- エ他システムとの情報授受などのインタフェースを明確にする。
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✓ これが正解イシステム開発で用いるプログラム言語に合わせた開発基準,標準の技術要件を作成する。
解説
開発の基準や標準といった、機能以外の要件を決めます。
要件は、機能に関するものと、それ以外のものに大きく分かれます。機能の要件は、何ができるかを決めます。非機能要件は、どのくらいの速さで、どれだけ止まらず、どう作るかを決めます。性能や信頼性や運用のしやすさが、その代表です。開発で使う言語に合わせた基準や標準を作ることも、ここに入ります。作り方の決まりは、できあがるものの品質を左右するからです。正解の肢が述べているのは、まさにこの作業です。一方、情報の流れを明らかにする作業は、業務の中身を描くものです。実現する範囲を定めるのも、何を作るかを決める作業です。他の仕組みとのつなぎ目を定める作業も、やり取りする中身を決めます。この三つはいずれも、何ができるかの側に属します。何をするかと、どのようにあるべきかで線を引きます。決め方は文書に残します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア業務を構成する機能間の情報(データ)の流…:業務を構成する機能のあいだで、情報がどう流れるかを明らかにします。描いているのは業務の中身です。何ができるかを決める側にあたります。流れ図を用いて整理することが多い作業です。どこで何が生まれるかを示します。業務の側の記述です。
- ウシステム機能として実現する範囲を定義する…:実現する範囲を定める作業です。どこまでを作るかを決めるので、機能の側になります。範囲が決まって初めて、その外側の条件を考えられます。境目をはっきりさせることが目的です。外れるものも同時に決めます。後の争いを防げます。
- エ他システムとの情報授受などのインタフェー…:他の仕組みとのやり取りの形を明らかにする作業です。やり取りする中身を決めるので、機能の側にあたります。つなぎ目の速さや堅さを決める話とは別です。相手の仕組みの都合に合わせる必要があります。項目の並びまで取り決めます。
この問題の用語
- 非機能要件性能や可用性など、どのように動くかを定めた要件のことです。半日以内に復旧するといった品質の条件が、これにあたります。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- プログラム言語プログラムを書くための文法や記号の体系のこと。目的に合わせて多くの種類があり、Java、C、Pythonなどがよく使われます。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問65
同じ用語が出る問題
- 平成31年度 春期 午前 問66:非機能要件項目(非機能要件)
- 平成29年度 春期 午前 問79(プログラム言語)
- 平成28年度 春期 午前 問79:著作権法に関する問題(プログラム言語)
- 平成26年度 秋期 午前 問65:非機能要件の定義で行う作業(非機能要件)
- 平成25年度 秋期 午前 問65:非機能要件定義の説明(非機能要件)
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