(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問20
リスク管理
生命保険および損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1病気やケガで入院した場合の医療費の負担に備えるため、定期保険に加入した。
- 2自分が死亡した後、子が社会人になるまでの生活資金を確保するため、収入保障保険に加入した。
- 3同居の子が原動機付自転車で通学中に他人に接触してケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負担する場合に備えて、自動車保険にファミリーバイク特約を付帯した。
- 4同居の子が自転車で通学中に他人に接触してケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負担する場合に備えて、火災保険の加入時に個人賠償責任補償特約を付帯した。
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✓ これが正解1病気やケガで入院した場合の医療費の負担に備えるため、定期保険に加入した。
解説
定期保険は死亡保障の保険なので、入院の医療費への備えには合いません。
保険を使ったリスク管理では、備えたいリスクの種類と、加入する保険が補償する範囲が合っているかを確かめます。
定期保険は、一定の保険期間中に死亡や高度障害になったときに保険金が支払われる、死亡保障の保険です。入院や手術の医療費に備えるなら、医療保険や医療に関する特約が目的に合います。定期保険で入院の医療費に備えるとした記述は不適切で、これが正解です。
ほかの記述は、目的と保険が合っています。収入保障保険は、被保険者が死亡した後、保険期間の満了まで年金の形で保険金を受け取れるため、子が独立するまでの生活資金の準備に向きます。自動車保険のファミリーバイク特約は、本人や同居の家族が原動機付自転車を運転中に起こした事故の賠償責任などを補償します。個人賠償責任補償特約は、日常生活の事故で他人にケガをさせたときの賠償責任を補償し、同居の子の自転車事故も対象になります。
死亡には定期保険や収入保障保険、医療費には医療保険、と目的ごとに保険を対応させて覚えると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2自分が死亡した後、子が社会人になるまでの…:収入保障保険は、被保険者が亡くなると、保険期間の満了まで毎月などの年金形式で保険金が支払われる保険です。子が社会人になるまでの生活費を確保するという目的に合っており、記述は適切です。
- 3同居の子が原動機付自転車で通学中に他人に…:原動機付自転車の事故で他人にケガをさせたときの賠償責任は、自動車保険に付けるファミリーバイク特約で補償できます。同居の子が運転した場合も対象となるため、記述は適切です。
- 4同居の子が自転車で通学中に他人に接触して…:自転車の事故で他人にケガをさせたときの賠償責任は、自動車保険では補償されず、個人賠償責任補償特約で備えます。この特約は同居の家族も対象になり、火災保険などに付けられるため、記述は適切です。
出典:2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問20(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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