第110回 午前 問23
公衆衛生看護活動展開論
特定健康診査の基本的な項目
特定健康診査の基本的な項目はどれか。
- 1眼底検査
- 2貧血検査
- 3肝機能検査
- 4心電図検査
- 5血清クレアチニン検査
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✓ これが正解3肝機能検査
解説
肝機能検査は特定健康診査の基本的な項目に含まれます。
特定健康診査は、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、医療保険者が40歳から74歳までの加入者に行う、メタボリックシンドロームに着目した健診です。検査の項目は、特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準第1条に定められており、全員が受ける基本的な項目と、一定の基準に当てはまり医師が必要と認めたときに行う詳細な健診の項目に分かれます。
基本的な項目は、既往歴などの質問、身長・体重・腹囲とBMI、血圧、AST・ALT・γ-GTの検査、中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロールの検査、血糖検査、尿糖・尿蛋白の検査などです。AST・ALT・γ-GTは肝機能検査にあたるため、肝機能検査は基本的な項目に含まれます。
一方、厚生労働省の健康情報サイト(e-ヘルスネット)は、詳細な健診の項目として、心電図検査、眼底検査、貧血検査、血清クレアチニン検査を挙げています。これらは全員に行うものではなく、一定の基準のもとで医師が必要と認めた場合に実施されます。
覚え方として、詳細な健診は、心臓・眼・血液・腎臓の4つ、と押さえておくと、基本的な項目と区別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1眼底検査:眼底検査は、血圧や血糖などが一定の基準に当てはまり、医師が必要と認めた人に行う詳細な健診の項目です。受診者全員に行う基本的な項目ではありません。
- 2貧血検査:貧血検査は、赤血球数やヘモグロビン値などを調べるもので、医師が必要と認めた場合の詳細な健診に含まれます。全員が受ける基本的な項目には入っていません。
- 4心電図検査:心臓の状態をみる心電図は、血圧などが基準に当てはまった人のうち医師が要ると判断した場合に追加される検査です。受診者全員が受ける項目ではありません。
- 5血清クレアチニン検査:血清クレアチニン検査は腎臓の働きをみる検査で、詳細な健診の項目に位置づけられています。医師の判断で行うものなので、基本的な項目とはいえません。
出典:第110回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問23(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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