第110回 午後 問19
保健医療福祉行政論
第3期がん対策推進基本計画の問題
第3期がん対策推進基本計画の目標項目で正しいのはどれか。
- 1がん有病率
- 2がん検診受診率
- 3緩和ケア病棟数
- 4がん患者の支援団体数
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✓ これが正解2がん検診受診率
解説
第3期計画はがん検診受診率を目標項目に掲げています。
第3期がん対策推進基本計画(平成30年3月)は、がん対策基本法に基づく国の計画で、科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実、患者本位のがん医療の実現、尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築、という3つを全体目標に掲げました。
がんの早期発見のための取り組みとして、計画はがん検診に個別の目標を設けています。国は、男女とも対策型検診で行われている全てのがん種でがん検診の受診率の目標値を50%とし、精密検査受診率の目標値を90%とする、と記されています。したがって、がん検診受診率が目標項目として正しいです。がん有病率は、がんを抱えて暮らす人の割合で、治療の進歩で生存者が増えると上がる指標なので、下げる目標にはなじみません。緩和ケアについては、病棟の数ではなく、診断時から切れ目なく緩和ケアを提供する体制づくりが取り組みの中心です。
がん対策の目標は、予防・検診、医療、共生という3本の柱と、受診率のような数値の目標を組にして覚えると整理できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1がん有病率:がん有病率は、ある時点でがんを抱えている人の割合で、治療成績が良くなり生きる人が増えると高くなります。計画の個別目標として掲げられているのは、受診率などの取り組みの到達度を示す指標です。
- 3緩和ケア病棟数:第3期計画の緩和ケアの取り組みは、がんと診断されたときから切れ目なく緩和ケアを受けられる体制づくりが中心です。緩和ケア病棟の数を増やすこと自体を目標項目とする構成にはなっていません。
- 4がん患者の支援団体数:計画は、がん患者やその家族への相談支援や情報提供の充実を取り組みに含めていますが、支援団体の数を数値の目標に掲げてはいません。目標として明記されているのはがん検診受診率です。
出典:第110回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問19(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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