第111回 午後 問30
公衆衛生看護活動展開論
蚊が媒介する感染症はどれか。2つ選べ。
- 1炭疽
- 2デング熱
- 3日本脳炎
- 4ジフテリア
- 5パラチフス
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✓ これが正解2デング熱
✓ これが正解3日本脳炎
解説
蚊が媒介するのは、デング熱と日本脳炎です。
感染症の伝播経路を問う問です。蚊が病原体を運ぶ代表的な感染症には、デング熱、日本脳炎、マラリア、チクングニア熱、ジカウイルス感染症などがあります。
デング熱は、デングウイルスをもつネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることでうつる感染症で、熱帯・亜熱帯で流行し、国内で感染した例が報告されたこともあります。日本脳炎は、日本脳炎ウイルスをもつコガタアカイエカに刺されることでうつる感染症で、ウイルスは主にブタの体内で増えます。日本脳炎は定期の予防接種の対象にもなっています。この2つが正解です。
残りの肢は、芽胞を吸い込んだり傷から入ったりする細菌の感染症、飛沫でうつる細菌の感染症、汚染された飲食物を口にしてうつる細菌の感染症で、いずれも蚊は関係しません。蚊媒介感染症は、ウイルスの名前と媒介する蚊の種類を組にして覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1炭疽:炭疽は炭疽菌による感染症で、菌の芽胞が皮膚の傷口から入る、吸い込む、汚染された肉を食べるといった経路でうつります。動物や環境中の芽胞が感染源で、蚊が媒介するものではありません。
- 4ジフテリア:ジフテリアはジフテリア菌による感染症で、患者のせきやくしゃみの飛沫や接触でうつります。定期の予防接種で予防する病気で、蚊が病原体を運ぶ経路ではありません。
- 5パラチフス:パラチフスはパラチフスA菌による感染症で、患者や保菌者の便で汚染された水や食べ物を口にすることでうつります。経口感染の病気であり、蚊が媒介するものではありません。
出典:第111回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問30(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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