第111回 午後 問34
保健統計学
日本の人口に関する指標のうち、平成27年(2015年)から令和2年(2020年)まで増加傾向なのはどれか。2つ選べ。
- 1総人口
- 2老年化指数
- 3従属人口指数
- 4年少人口割合
- 5生産年齢人口割合
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✓ これが正解2老年化指数
✓ これが正解3従属人口指数
解説
平成27年から令和2年に増えたのは、老年化指数と従属人口指数です。
人口の年齢構造を表す指標は、年少人口(0〜14歳)、生産年齢人口(15〜64歳)、老年人口(65歳以上)の3区分をもとに計算します。老年化指数は老年人口÷年少人口×100、従属人口指数は(年少人口+老年人口)÷生産年齢人口×100で求めます。
国勢調査の結果(設問が指定する年の値)では、総人口は平成27年の約1億2709万人から令和2年の約1億2615万人へ減りました。年齢3区分の割合は、年少人口が12.6%から11.9%へ、生産年齢人口が約61%から59.5%へ下がり、老年人口は26.6%から28.6%へ上がりました。この割合から計算すると、老年化指数はおよそ211から240へ、従属人口指数はおよそ64から68へと、どちらも増加しています。少子高齢化が進むと、分子の老年人口が増え、分母の年少人口や生産年齢人口が減るので、この2つの指数は上がります。
少子高齢化で増える指標は老年化指数・従属人口指数・老年人口割合、減る指標は総人口・年少人口割合・生産年齢人口割合、と2つに分けて覚えると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1総人口:国勢調査の総人口は、平成27年の1億2709万人余りから令和2年の1億2614万人余りへと減っています。日本の人口はすでに減少に転じており、この期間に増加傾向ではありません。
- 4年少人口割合:年少人口割合は、平成27年の12.6%から令和2年の11.9%へ下がりました。出生数の減少が続いているため、15歳未満の人口が全体に占める割合は低下を続けています。
- 5生産年齢人口割合:生産年齢人口割合は、平成27年の約61%から令和2年の59.5%へ下がりました。15〜64歳の人口が減り、65歳以上の人口が増えているため、全体に占める割合は低下しています。
出典:第111回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問34(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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