第112回 午前 問33
保健統計学
人口に関連する指標の説明で正しいのはどれか。
- 175歳以上の人口割合を高齢化率という。
- 2老年化指数は(老年人口÷総人口)×100で算出する。
- 3老年人口指数は(老年人口÷年少人口)×100で算出する。
- 4高齢化社会から高齢社会へ移行する所要期間を倍加年数という。
- 5総人口に占める高齢者の割合が20%以上の社会を超高齢社会という。
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✓ これが正解4高齢化社会から高齢社会へ移行する所要期間を倍加年数という。
解説
高齢化社会から高齢社会への移行にかかる期間が倍加年数です。
人口の高齢化を表す指標では、65歳以上の人口を老年人口、15〜64歳を生産年齢人口、0〜14歳を年少人口として使います。高齢化率は総人口に占める65歳以上の人口の割合で、7%を超えた社会を高齢化社会、14%を超えた社会を高齢社会、21%を超えた社会を超高齢社会と呼びます。
倍加年数は、高齢化率が7%から2倍の14%に達するまでにかかった年数、つまり高齢化社会から高齢社会へ移るのにかかった期間で、高齢化の速さを国際的に比べるときに使います。老年人口指数は老年人口を生産年齢人口で割って100を掛けたもの、老年化指数は老年人口を年少人口で割って100を掛けたものです。どちらも分母が総人口ではない点に注意が必要です。
したがって、倍加年数の説明が正しいものです。7%、14%、21%という区切りと、指数の分母が生産年齢人口か年少人口かを整理して覚えると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 175歳以上の人口割合を高齢化率という。:高齢化率は、総人口に占める65歳以上の人口の割合です。75歳以上の割合は後期高齢者の割合として別に示されることはありますが、高齢化率とは呼びません。
- 2老年化指数は(老年人口÷総人口)×100で算出する。:老年化指数は、老年人口を年少人口で割って100を掛けた値です。総人口を分母にすると高齢化率と同じ考え方になり、老年化指数の式とは異なります。
- 3老年人口指数は(老年人口÷年少人口)×100で算出する。:老年人口指数は、老年人口を生産年齢人口で割って100を掛けた値で、働く世代が高齢者をどれだけ支えているかを表します。年少人口を分母にするのは老年化指数です。
- 5総人口に占める高齢者の割合が20%以上の社会を超高齢社会という。:総人口に占める65歳以上の人口の割合が21%を超えた社会を超高齢社会と呼びます。20%以上という区切りは用いられておらず、この記述は誤りです。
出典:第112回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問33(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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